マーベル・スタジオ、今年のコミコンでの大型プレゼン見送りへ
マーベル・スタジオが、現地時間7月20日からアメリカ・サンディエゴで開催される「コミコン・インターナショナル2023」での大型プレゼンテーション実施を見送ると、The Hollywood Reporter が報じた。
【画像】コミコン名物!マーベル・スタジオ大型プレゼンテーションの様子
コミコンでは、大手スタジオがホールH(6,000人以上を収容する最大規模のパネル会場)で新作ラインナップを発表する大型プレゼンテーションが恒例行事となっている。中でも、マーベル・スタジオは特に注目度が高く、昨年は『アベンジャーズ』新作映画2本をはじめ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ4からフェーズ6までの新作タイトルを一挙に発表していた。
欠席の理由として、アメリカで長引く全米脚本家組合(WGA)によるストライキが考えられる。マーベル作品も、映画『サンダーボルツ(原題) / Thunderbolts』『ブレイド(原題) / Blade』やドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題) / Daredevil: Born Again」などが製作中断しており、先日米ディズニーは映画公開スケジュールの大規模な変更を行った。また、ストライキには多数の脚本家やショーランナーが参加しているため、プレゼンへの登壇も難しくなっている。
さらに The Wrap は、マーベル・スタジオに加えて米ユニバーサルやHBOも、ホールHでのプレゼンを見送ると報じている。ワーナー/DC、パラマウントなどの他大手の動向は明かされていない。(編集部・倉本拓弥)