2週連続『タイタニック』土曜プレミアムで今夜放送、前編ではあの名シーンが
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが共演した、映画史に残る大作『タイタニック』（1997）が、フジテレビの土曜プレミアム枠にて、デジタルリマスター版で2週に渡って放送。その前編が今夜（24日21時～23時10分）放映される。
本作は、『アバター』（2009）などのジェームズ・キャメロン監督が、20世紀最大の海難事故と言われたタイタニック号沈没事故をベースに描くラブストーリー。1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号を舞台に、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック（ディカプリオ）と上流階級の娘ローズ（ウィンスレット）の身分違いの恋と皮肉な運命を描き、1997年に公開されて以来、愛され続ける不朽の名作だ。今年2月には、公開25周年を記念した『タイタニック：ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が劇場公開され、満席の劇場が続出するヒットを記録した。
物語は、1996年、ブロック・ラベット（ビル・パクストン）をリーダーとするチームが、沈没したタイタニック号を小型潜水艇で探索しているところから始まる。彼らの目的は、ハートの形をした貴重な青いダイヤモンドであり、金庫を引き上げるも、出てきたのはそのダイヤを身に着けた女性のデッサンだった。だが、そのニュースを見た老女が自分がそのモデルだと名乗り出て当時の体験を語りだすことで、舞台を1912年のタイタニック号へと移していく。
ジャックとローズの出会いから惹かれ合う彼らの様子が描かれていく前編では、2人がステージの上で華麗なステップ対決をし、両手をつかんで勢いよく回る印象的なダンスパーティーのシーンや、本作の象徴ともいえる船の舳先で両腕を広げるシーンなどが登場。映画史に残るベストカップルともいえるディカプリオ＆ウィンスレットによる名シーンの数々が堪能できる。また、現代パートでの潜水調査のシーンには、キャメロン監督が実際に撮影前に深海潜水調査を行い、沈んでいるタイタニック号を撮影したものも使われている。
日本語吹替えは、初回の映画公開当時に制作された吹替版で放送。ジャックの声を松田洋治、ローズの声を日野由利加が担当するほか、ローズの婚約者キャル（ビリー・ゼイン）を山寺宏一、実在の人物としても知られるモリー・ブラウン（キャシー・ベイツ）を谷育子、調査隊のリーダー・ブロックを石塚運昇がそれぞれ演じる。なお、後編は翌週7月1日、21時からの放映予定となっている。（高橋理久）