奥平大兼、公開前日にインソムニア状態 森七菜とのW主演作、親世代にもアピール
『MOTHER マザー』『マイスモールランド』などの注目の若手・奥平大兼(19)が24日、TOHOシネマズ新宿で行われた映画『君は放課後インソムニア』(公開中)公開記念舞台あいさつに登壇。本作で奥平は映画初主演を果たしたが、公開前夜は「ソワソワして眠れなかった」と演じた丸太と同じ状態に陥ったことを明かしていた。イベントには奥平と共にダブル主演を務めた森七菜をはじめ、工藤遥、斉藤陽一郎、MEGUMI、萩原聖人、池田千尋監督も参加した。
本作は、2019年より「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中のオジロマコトの青春漫画を実写映画化。石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生の曲伊咲(まがり・いさき/森)と中見丸太(なかみ・がんた/奥平)が、学校の使われていない天文台で出会い、距離を縮めていくさまを追う。
「個人的にやっと公開だなという気持ちになりました。公開前日は寝られなくてソワソワしてしまいました」と照れくさそうに語る奥平。昨日公開を迎えると、何人もの友達から「映画館に観に行くよと言ってもらえてすごく嬉しかった」と笑顔を見せた。
劇中、MEGUMI演じる伊咲の母親が丸太を叱咤するシーンがある。MEGUMIは「奥平くんは、体内にうごめいているものがあるのですが、それをアウトプットするとき静かに発出するのが面白い。七菜ちゃんとは違う種類の天才」と称すると、奥平も「丸太が怒られるシーンは、撮影中記憶のなかにずっとありました。伊咲のことを思うと、フラッシュバックする。大事なシーンにしてくださいました」と大先輩に感謝していた。
奥平は「中心には伊咲と丸太の物語がありますが、その二人に関わってくる大人たちの思いも描かれている作品。学生の子たちは伊咲や丸太に共感できると思うし、親世代の方にとっても子供たちへの接し方など感じることが多い作品だと思います」と作品をアピールしていた。(磯部正和)