神木隆之介、20代と30代の自分「ギャップ感じて」昨年撮影の映画公開でアピール
神木隆之介が23日、都内で行われた映画『大名倒産』の公開初日舞台あいさつに登壇。先月30歳を迎えたばかりの神木は、20代最後の年に撮影した本作について「(今との)ギャップを感じて」とアピールしていた。この日は、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督も来場した。
【画像】神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチら集合!『大名倒産』初日
本作は、作家・浅田次郎による時代小説の映画化。江戸時代を舞台に、思いがけず大名家の家督を継いだ若き藩主・間垣小四郎(神木)が、実は藩が借金100億円を抱えていたことを知り、返済に奔走する。
撮影が行われたのは昨夏。神木は「皆様に観ていただけるまでに撮影から1年以上先になることもあります。無事に観ていただけることは簡単なことではないので、ありがたいと思います」と公開を喜ぶ。
30歳になった神木は、「僕、30代かぁ……。映画に映っているのは20代の僕なので、今ここで30代の僕を目に焼きつけていただいて、(上映が始まったら)小四郎として演じている20代の僕とのギャップを感じていただけたら」としみじみ。MCから「そんなにギャップありました?」と尋ねられると、「全然違いますよ」とアピールしていた。
そんな神木と6度目の共演を果たし、普段から「神様」と呼んで慕っている杉咲は、神木について「『何かあったら、いつでも僕に』と言ってくださいました。物語を背負って現場の味方でいてくださるような、とっても格好いい座長」と絶賛する一方で、「撮影の合間に『おなかすいた!』と言って10秒くらいで納豆巻きを完食する姿を見て、わんぱくでキュートな愛すべき座長だと思いました」と違った一面も明かす。
いつ出番が来るかわからないため、納豆の細巻きを2切れずつ取り、パクパクと10秒ほどで食べたと振り返った神木は「その間、(杉咲が)ずっと悲鳴なんですよ。『ひゃー、あー、早い、そんな、お腹壊す、やー!』って。あんなに騒がれながら納豆巻きを食べるのは人生で初めて」と杉咲をマネながら当時の様子を再現し、会場の笑いを誘った。
そんな神木は、公開初日に劇場に訪れた観客に感謝するとともに、「純粋に何も考えずに楽しんで観ていただけたらと思います。心がスッキリしていただけたらうれしいです」と思いを込めて呼びかけていた。(錦怜那)