中村倫也、私語が“ひどい”現場も「こういう環境が大好き」
俳優の中村倫也が1日、テレビ朝日系の7月期ドラマ「ハヤブサ消防団」(7月13日スタート、毎週木曜夜9時~)の制作発表会見に出席。共演者が口々に撮影現場はとにかく活気があって賑やかだと言うと、中村は「僕は20代前半、演劇界の方々とお仕事する機会が多く、久々にこういう環境での撮影。大好きなんです」と大きなモチベーションになっていることを明かした。会見には、川口春奈、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久も参加した。
本作は、ドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」など数々の原作が映像化された人気作家・池井戸潤が“田園ミステリー”として世に送り出した新機軸の物語を連続ドラマ化。亡き父の故郷である山間のハヤブサ地区移り住んだミステリー作家・三浦太郎(中村)が、消防団に入団したことによって知った連続放火事件の真相に迫る姿を描く。
戸惑いながらも不穏な事件にからめとられていく主人公・三浦太郎を演じた中村。「骨太なミステリー作品で、セリフがものすごく多いのですが、その17倍ぐらい、カメラが回っていないとき、皆さんしゃべっている。とても愉快でハッピーな現場」と報告。
そんな和気あいあいとした現場だが、消防団の副分団長・森野を演じる梶原は「もう私語がひどくて、自分の役に戻るのが大変」と愚痴ると、中村は「本番の“ヨーイスタート”のギリギリまでしゃべる人と、少し前に静かになる人がいるのですが、ほとんどの人が前者なんですよね」と苦笑い。
ベテラン役者たちの勢いにやや押され気味なのが、物語のカギを握る美貌の映像ディレククター・立木彩を演じる川口。ミステリアスな役柄もあって、なかなか共演者と話す機会がないようで「愉快なおじさまたちに囲まれて毎日幸せを感じながら撮影に臨んでいます」と言いつつも「皆さんのチームが出来上がりすぎてなかなか入っていけない。ぜひ可愛がっていただきたいです」とアピール。すると消防団の古株・山原を演じる生瀬は「男ばっかりの現場なので、春奈ちゃんが来ると、みんなモテたくて声のトーンが一つ低くなる。情けない」と嘆くシーンも。
ときには「ひどい」という私語も、撮影現場は常に明るく笑顔が絶えないという。中村は「いまでこそ、年下の方とお仕事をする機会が多くなりましたが、20代前半は演劇界の方々とお仕事をして、飲みに行かせていただく機会も多く、こういう環境は大好き。ずっとこういう現場にいたい」と楽しく撮影が続いていることを強調していた。(磯部正和)