【ネタバレ】『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』カメオ出演者、登場時間の短さに本音「もっと出番があるかと」
ハリソン・フォード(80)が人気キャラクター、インディ・ジョーンズを演じる最後の作品となるシリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(公開中)。インディの物語のフィナーレを彩るため、同作にカメオ出演した役者が、シリーズ復帰の思いを The Hollywood Reporter に明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)
【画像】変わらぬ美しさ!『インディ・ジョーンズ』歴代ヒロインの現在
宇宙開発競争が盛んだった1969年を舞台に、インディが元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)が、歴史を変える力を持つというダイヤルを手にすべく争奪戦を繰り広げる本作。1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』などでインディを支えてきた発掘屋サラー(ジョン・リス=デイヴィス)など、かつての仲間もインディ最後の冒険に協力している。
そして、最後にカメオ登場を果たすのが、カレン・アレン演じる初代ヒロイン・マリオンだ。前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)でインディと結ばれたマリオンだが、本作では離婚協議中であることが判明。前作で登場したインディの息子マットは、戦場で命を落としていた。
本作はもともと、シリーズ4作品を手がけたスティーヴン・スピルバーグ監督が続投していた。しかし、スピルバーグはジェームズ・マンゴールドに監督の座を託し、自分は製作総指揮へと回った。カレンはスピルバーグ監督が就任期間中から、「マリオンが物語に深く関わることになることは知っていました」と明かしている。
しかし、マンゴールド監督がジェズ・バターワース&ジョン=ヘンリー・バターワースと共に執筆した脚本は、スピルバーグ監督が想定していたインディ&マリオンの物語ではなかった。「今回の脚本を読んだとき、ガッカリしました。私はもっと出番があるかと思っていたので、彼らは真逆の方向へと進んでいました」と本音を打ち明けた。
マット役のシャイア・ラブーフが続投しなかったことも、原因として考えられるとカレン。「彼らはその問題を解決しなければならなかったのだと思う。マットが戦死した設定を選んだ。そして、マリオンとインディの間に亀裂が生まれた」
続編の製作は『クリスタル・スカルの王国』当時から予想していたカレンは、「いつでも参加できるように準備しておいた」と常に復帰には前向きだったそう。思い描いていた再登場とは異なったが、「物語の終わりにみんなで戻ってこれたのは幸せだった」と語っている。(編集部・倉本拓弥)