稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』11.10公開決定!特報映像&追加キャストも
『桐島、部活やめるってよ』『何者』などで知られる朝井リョウの小説を、稲垣吾郎、新垣結衣らを迎えて映画化する『正欲』の公開が11月10日に決定し、特報映像と7名の追加キャストが発表された。
本作は、家庭環境、性的指向、容姿などそれぞれ異なる“選べない”背景を持つ人々を通し、人が生きていくための推進力になるのは何なのか? というテーマをあぶり出していく衝撃的なストーリー。稲垣、新垣のほか、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香らが共演する。監督は、『あゝ、荒野』『前科者』などの岸善幸、『あゝ、荒野』で岸監督とタッグを組んだ港岳彦が脚本を務める。
公開された特報映像は、緊迫感のある音楽とともにタイトルの「正」の文字が描かれていくと、稲垣をはじめすでに発表済みの5名のキャストの表情が順番に映し出される。そして、「欲」の文字へと続くと、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣演じる桐生夏月のセリフが重なり、それぞれの役柄が心に秘めている思いを想像させる、印象的な表情のキャストたちが再び映し出される。
また、併せて公開されたティザービジュアルは、文字だけで構成されたシンプルなデザインになっており、大きく示されたタイトルの『正欲』という文字に、「(ab)normal desire」という本作の英題がパッションピンク色の手書き風文字で重なるように描かれ、あえて( )でくくられた「ab」が意味するものがなんなのか、「傑作か、問題作か。」のキャッチコピー共々、気にならずにはいられない内容になっている。
さらに、前述の5名に加えて、山田真歩、宇野祥平、渡辺大知、徳永えり、岩瀬亮、坂東希、山本浩司ら7名の追加キャストが発表。山田は、稲垣演じる検事・寺井啓喜の妻・由美を、宇野が同僚の事務官・越川秀己を演じる。渡辺は、新垣演じる夏月と、磯村演じる佐々木佳道の中学の同級生・西山修を、徳永は夏月と同じ商業施設で働く妊婦・那須沙保里を担う。岩瀬は、佳道と佐藤演じる大学生の諸橋大也と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平に、坂東は大也と同じダンスサークルのリーダー・高見優芽に、そして山本は夏月と佳道の中学時代の担任にふんする。(高橋理久)