令和ライダー第5作は「仮面ライダーガッチャード」 モチーフはカード&錬金術、101枚のカードが登場
東映の人気特撮「仮面ライダー」令和シリーズ第5作が「仮面ライダーガッチャード」に決定し、9月3日午前9時よりテレビ朝日系でスタートすることが明らかになった。モチーフはカード&錬金術で、高校生の主人公・一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)が2枚のカードを使って変身する錬金術師の仮面ライダー。世に放たれた、101体の人工生命体を回収する使命を果たすべく怪人と戦う。監督は田崎竜太ほか、脚本は長谷川圭一、内田裕基らが執筆する。
【画像】ガッチャードが先行登場!『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』
錬金術とは、異なる組み合わせによって“金”を生みだそうとする技術のこと。神秘的な研究のひとつには、人工的に“生物”を生みだそうとする試みも含まれていた。「仮面ライダーガッチャード」の物語は、それらの実験が人知れず成功した現代を舞台に繰り広げられる。
物語の鍵となるのは、錬金術がもてる最高の技術を集めて造られた「ケミー」と呼ばれる人工生命体(モンスター)。バッタやSL(蒸気機関車)など、この世に存在する万物を模して造られた生命体で、その数は101体。「ライドケミーカード」というカードに保管されていたが、ケミーたちがカードを飛び出して、一斉に開放されてしまう。偶然、その事件に巻きこまれてしまった高校生の一ノ瀬宝太郎は、変身ベルト「ガッチャードライバー」を託され、全てのケミーを回収する使命を与えられる。
ケミーは善なる心と響きあえば、人間の仲間となる心強い存在。その証拠に、宝太郎はライドケミーカードをガッチャードライバーに装填することで、ケミーと融合して仮面ライダーガッチャードに変身する。一方で、ケミーは人間の悪意と結合すると怪人「マルガム」を生みだしてしまう危険もあり、善と悪、表裏一体の性質を持っている。
仮面ライダーガッチャードの明るく輝くブルーのボディは、太陽の光に照らされるとまぶしいほどにきらめき、主人公・宝太郎の明るく元気いっぱいな性格を体現しているかのようだ。また、マスクの複眼部分が2つの矢印を向き合わせたようになっていることもチャームポイント。2つの力を融合させて倍以上のパワーを生み出す、錬金術師らしさを表現している。
公開されたキービジュアルに描かれているのは、バッタのケミーである「ホッパー1(ワン)」と、SLのケミーである「スチームライナー」を組み合わせて変身した仮面ライダーガッチャード スチームホッパー。101枚あるライドケミーカードの組み合わせによって、誕生するガッチャードの可能性は無限大となる。
放送開始に先駆け、7月28日公開の映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』にガッチャードの登場が決定。ガッチャードが駆使するアイテムや、キャスト情報なども今後発表される。(編集部・倉本拓弥)