『君たちはどう生きるか』キャラクター名・声優を公式発表　場面写真14点が一挙公開

2023年8月18日 6時00分

映画『君たちはどう生きるか』より - (C)2023 Studio Ghibli

　スタジオジブリの宮崎駿監督が10年ぶりに発表した長編アニメーション映画『君たちはどう生きるか』の場面写真14点が18日に公開、キャラクター名と声優陣も正式発表された。（崎はたつさきが正式表記）

　公開から1か月以上を経て発表されたのは、主人公・眞人（まひと）をはじめとする登場人物や本編シーンを切り取った14点の場面写真。スタジオジブリの公式サイトでも本日正午から、鈴木敏夫プロデューサーによる「常識の範囲でご自由にお使い下さい。」というメッセージと共に公開される予定だ。

スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサー「常識の範囲でご自由にお使い下さい」メッセージ

　さらに、キャラクター名とボイスキャストも正式発表。眞人の声を担当する山時聡真をはじめ、青サギ・サギ男役の菅田将暉、キリコ役の柴咲コウ、ヒミ役のあいみょん、夏子（なつこ）役の木村佳乃、勝一（しょういち）役の木村拓哉、あいこ役の大竹しのぶ、いずみ役の竹下景子、うたこ役の風吹ジュン、えりこ役の阿川佐和子、ワラワラ役の滝沢カレン、インコ大王役の國村隼、老ペリカン役の小林薫、大伯父役の火野正平の名前が発表されている。

　海外映画祭への出品も続々と決定しており、オープニング上映される第48回トロント国際映画祭に続いて、スペインの第71回サンセバスチャン国際映画祭（現地時間9月22日～9月30日）、アメリカの第61回ニューヨーク映画祭（現地時間9月29日～10月15日）における上映が決定した。

　サンセバスチャン映画祭では、邦画として初めてオープニング作品に選出され、映画祭初日の9月22日にクルサール国際会議場で上映予定。過去にも宮崎監督作品は上映されてきたが、オフィシャルセレクションでの上映は今作が初となる。また、オスカー前哨戦としても注目され、過去には『もののけ姫』『風立ちぬ』が上映されているニューヨーク映画祭では、「Spotlight」セクションでの上映が決定している。

　宮崎駿が原作・脚本・監督を務めた本作は、宮崎監督が少年時代に読み感銘を受けた、吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」からタイトルを借りたオリジナル作品。7月14日に全国公開され、8月16日までの公開34日間で観客動員数は439万人を記録、米津玄師による主題歌「地球儀」も各配信サイトで軒並み1位を獲得し、今月11日に発売された劇場パンフレットは、三鷹の森ジブリ美術館公式ECサイトで即日完売するなど、多方面で話題を集めている。（編集部・入倉功一）