『第9地区』続編は棚上げ状態 ブロムカンプ監督が告白
第82回アカデミー賞で作品賞など計4部門にノミネートされたSF映画『第9地区』(2009)の続編『ディストリクト 10(原題) / District 10』(第10地区)が製作棚上げになっていると、1作目を手がけたニール・ブロムカンプ監督が The Hollywood Reporter に明かした。
ブロムカンプ監督は2021年、自身の公式X(旧Twitter)で、『第9地区』の主人公ヴィカスを演じたシャールト・コプリー、『第9地区』脚本家のテリー・タッチェルと共に続編の脚本執筆に取り掛かっていると告白していた。あれから2年、新作映画『グランツーリスモ』(9月15日全国公開)のプロモーションで同サイトの取材に応じた監督は、「(続編が)製作されるかどうか、わかりません。私が今、製作したいかどうかもわからない」と棚上げ状態にあるとコメント。「将来どこかのタイミングで、実現するかもしれません」と補足している。
ブロムカンプ監督の最新作『グランツーリスモ』は、PlayStation(R)の人気レースゲームシリーズにまつわる実話を映画化したドラマ。「グランツーリスモ」のプレイに夢中な少年が、ゲームのトッププレイヤーをドライバーへと育成するプログラム「GTアカデミー」を通じて、プロレーサーになる過程を描き出す。(編集部・倉本拓弥)