フランソワ・オゾン監督最新作『私がやりました』11月公開！3人の美女が“犯人の座”をめぐるクライムミステリー

　フランスが誇る名匠フランソワ・オゾン監督の最新作『私がやりました』が、11月3日より公開されることが決定し、予告編と日本版ポスターが公開された。

【動画】フランソワ・オゾン監督最新作『私がやりました』予告編

　本作は、パリの大豪邸で起こった有名映画プロデューサー殺人事件の犯人の座をめぐり、悲劇のヒロインとして一躍時の人となりスターの座を駆け上がっていく新人女優マドレーヌ（ナディア・テレスキウィッツ）、彼女の親友で見事無罪を勝ち取る駆け出しの弁護士ポーリーヌ（レベッカ・マルデール）、そしてそんな2人の前に突如現れる、真犯人を名乗るかつての大女優オデット（イザベル・ユペール）、という3人の女たちが駆け引きを繰り広げるクライムミステリー・エンターテインメント。本国フランスでは、オゾン監督自身のヒット作『8人の女たち』『しあわせの雨傘』に次ぐ、動員100万人超えの大ヒット作となった。

　公開された予告編では、有名映画プロデューサーに襲われそうになり、豪邸から必死に逃げだしてきたマドレーヌが、警察によって瞬く間に容疑者に。だが、ルームシェアをする親友ポーリーヌが新米弁護士だったことから、彼女が用意した完璧な台本によって正当防衛を主張。その演技力と美貌を活かし、一躍、悲劇のヒロインとしてスターになる様子がテンポ良く描かれていく。そんな矢先、強烈なインパクトを持つかつての大女優オデットが現れ、自らが犯人と主張し、ひと騒動起こしていく。ユーモアとブラックジョークにあふれ、パリらしい華やかな雰囲気も伝わってくる映像に仕上がっている。

　また、併せて公開された日本版のポスターは、マドレーヌとポーリーヌをメインに、ひと癖もふた癖もある個性的なキャラクターたちが並ぶ、どこかレトロでかわいらしさもあるデザインになっている。（高橋理久）