『タイタニック』ケイト・ウィンスレット、腹回りの肉は隠さない!脱ぐシーンへのこだわり
第48回トロント国際映画祭
『タイタニック』などのケイト・ウィンスレットが主演を務めた伝記映画『リー(原題) / Lee』のワールドプレミアが、第48回トロント国際映画祭で行われた。ケイトが演じたのは、元モデルで戦場写真家のリー・ミラーだ。
1938年、リーと仲間たちが南フランスで過ごすバケーションシーンから始まり、華やかな彼女が第2次世界大戦開戦を受けて従軍写真家へと転身し、過酷なヨーロッパ戦線で戦争のリアルを写真に刻む姿を追った本作。彼女の身を案じる恋人(アレキサンダー・スカルスガルド)には止められるも、戦争の惨状を目の当たりにしたリーは、それを見なかったことにしてただ日常に戻ることなどできなくなる。
奔放で自由なリーを体現するべく、ケイトには裸のシーンも多い。現在47歳のケイトは「わたしのチームの人たちから『もう少し真っすぐ座った方がいいかもしれない』と言われたわ。わたしは『なぜ? ちょっと肉が見えるから? ダメ、これはそういう風に見えるべきなの!』と言った」とVogueに明かしている。ドラマ「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」でも腹回りや顔のシワなどの修整を拒否し、加工された完璧さを求める風潮に苦言を呈したケイトは、勇敢にも本作でもその姿勢を貫いていた。
そのほかの出演はマリオン・コティヤール、アンディ・サムバーグ、アンドレア・ライズボローなど。『アメリカン・ユートピア』『エターナル・サンシャイン』などの撮影監督エレン・クラスがメガホンを取った。(編集部・市川遥)
第48回トロント国際映画祭は現地時間9月17日まで開催