大沢たかお、実写版『沈黙の艦隊』でプロデューサーとして奔走
漫画家・かわぐちかいじの代表作を実写映画化した『沈黙の艦隊』(9月29日公開)で、大沢たかおは主演だけでなくプロデューサーとしても奔走した。
【動画】『沈黙の艦隊』大沢たかお、玉木宏ら登壇!完成披露イベント
本作は、日米共同で極秘裏に建造された、日本初の原子力潜水艦シーバットをめぐる軍事サスペンス。『ハケンアニメ!』の吉野耕平監督がメガホンを取り、高井光(高ははしごだかが正式表記)が脚本を務め、『キングダム』や『銀魂』シリーズなどのクレデウスが制作を担当する。シーバットの艦長・海江田に大沢、シーバットを追う海自ディーゼル艦たつなみ艦長・深町に玉木宏がふんするほか、上戸彩、中村倫也、江口洋介、水川あさみ、ユースケ・サンタマリア、中村蒼らが出演する。
ハリウッドでは、トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオなど、主演俳優がプロデューサーも兼任することは珍しいことではない。日本ではまだ一般的なことではないが、大沢は本作で主演だけでなくプロデューサーも務めた。製作を手掛けるAmazonスタジオのプロデューサーは「防衛省・自衛隊へ協力をお願いする際も、大沢さん自ら連絡を取り、(プロデューサーの)松橋(真三)さんと共に各地に足を運んでいただきました。真摯な態度と実直なお人柄、熱意的なプレゼンに皆さん心打たれていました」と大沢の能力と情熱的な姿勢を絶賛した
『キングダム』シリーズに続き、本作でも一緒に仕事をした松橋Pも「優秀なプロデューサーの条件というのは、“決める”ことができるかどうかというのが大きいと思うんです。それで言うと、大沢さんはどんな場面でもスピーディーにいい形で必ず決めてくださるんですよね」と大沢を評した。
映画化するにあたって、原作者・かわぐちに企画プレゼンした際も、自ら出向いたという大沢。役者としてだけでなく、プロデューサーとしても関わった本作は、大沢にとってより一層思い入れの強い作品になっていることだろう。(今井優)