北川景子、輝くタイミングは「人によって違う」オーディション参加者に温かいメッセージ
女優の北川景子が7日、都内で開催された、スターダストプロモーションが主催する、第3回「スター☆オーディション」最終選考会にプレゼンターとして出席し、受賞者にアドバイスを贈った。
この日は、同オーディションのファナリスト16名（男性7人、女性9人）の最終選考会が行われ、北川は審査発表の際にサプライズで壇上に登場。グランプリ受賞者の発表を行い、グランプリに選ばれた佐藤来未登（さとう らいと・14歳）さんと原田花埜（はらだ はなの・13歳）さんに星型トロフィーなどを贈った。
北川は、「参加するのは3回目。みずみずしいエネルギーを放った才能のある方ばかりで、すごいなと思いました。自分が事務所に入った時のことを思い出していました」と感慨深げにコメント。さらに、受賞者の家族に向けて「この事務所に入って20年、スターダストプロモーションはタレントだけでなく、学業と仕事の両立、結婚してからは家庭と仕事の両立、出産してからは子育てと仕事の両立のことなど、一緒に人生ごとを考えて歩んでくれるような素晴らしい事務所です。親御さんもきっと安心してお子さんを預けていただける事務所だと思います」と声をかけた。
さらに北川は、惜しくも受賞者に選ばれなかったファイナリストにもメッセージを送り、「結果が思わしくなかったと思う子もいたと思うんですけど、そういう子も、『自分は向いていない』と思うのではなく、人生というか自分と向き合うタイミングとして、オーディションに参加してよかったなと思ってもらえたら嬉しいです」とコメント。「私もオーディションをたくさん受けてきて、たくさん落ちてきました。人によって輝くタイミングは違います」と優しく労いの言葉をかける。
また、受賞した二人に対しては「私がこの年齢の時は何も考えていなかった気がします。お二人とも頼もしく、体からオーラが出ていて、将来が楽しみです」とエール。受賞者から「初めての仕事の時に緊張を解くアドバイス」を求められると、「私も初めての仕事はオーディションでもらった仕事でした。何もできない状態で現場に行って、できないことはできないのでって思いながら、謙虚な態度で現場にいたら、周りの人が助けてくれました。謙虚でいるのが大切だと思います」と助言。「最初は、震えるくらいのかわいさでいてほしいです。いずれはこう（私のように）なりますから」と優しくほほ笑んだ。
「スター☆オーディション」は、同事務所が創立40周年を迎えた2019年に「新たなスターの原石が本気でエンターテインメントの世界を目指すとき、初めてチャレンジするコンテスト」として歴史を築いていくことを目的にスタート。募集ジャンルは俳優・女優・モデル・タレント・歌手・アイドル（10歳から22歳対象）に加え、この第3回から声優部門（中学1年生から18歳）も新設された。（取材・文：名鹿祥史）