『グラインドハウス』フェイク予告が長編映画化 鬼才イーライ・ロスの新作サイコスリラー日本公開決定
映画『ホステル』『グリーン・インフェルノ』などで知られる鬼才イーライ・ロス監督の最新作『Thanksgiving』が、『サンクスギビング』の邦題で12月29日に日本公開されることが決定し、予告編と海外版ポスタービジュアルが公開された。
【動画】悪夢の感謝祭…イーライ・ロス最新作『サンクスギビング』予告編
本作は、クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が手掛けたアンソロジー映画『グラインドハウス』(2007)中で上映された、ロス監督によるフェイク予告編「感謝祭(Thanksgiving)」を監督自ら長編映画化したサイコスリラー。感謝祭の発祥の地とされるアメリカ・マサチューセッツの田舎町を舞台に、突如として現れた謎の殺人鬼が人々を恐怖のどん底へ陥れるさまを描く。
予告編では、お祭りムードの感謝祭が悪夢へと変わっていくさまが収められている。地元の高校の仲良しグループは、自分たちが何者かによってInstagramの投稿にタグ付けされたことに気づく。投稿を確認すると、自分たちの名札が感謝祭の食卓に意味深に配置されていた。殺人鬼は、斧や重機、冷凍庫、業務用オーブン、コーンピックといった道具を駆使して人々を血祭りに上げていく。メイフラワー号でアメリカに渡った清教徒「ピルグリム・ファーザーズ」の指導者のお面に身を隠した殺人鬼は何者なのか。ロス監督らしいトラウマ描写にも期待が高まる。
ロス監督は、脚本・製作も兼任。主要キャストには『魔法にかけられて』のパトリック・デンプシーほか、アディソン・レイ、マイロ・マンハイム、ジェイレン・トーマス・ブルックスらが名を連ねている。(編集部・倉本拓弥)