アーノルド・シュワルツェネッガー「素晴らしい大統領になれていた」米大統領選への思い語る
俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー(76)が、もし米大統領選挙に出馬して勝利していたら、「素晴らしい大統領になれていた」とハワード・スターンのラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で語った。
偉大なボディビルダーとして名声を広め、『ターミネーター』シリーズなどのヒットでアクション映画スターとなり、政治の世界でも活躍したシュワルツェネッガー。かつて、米大統領選挙への出馬に意欲を見せていたこともあり、スターンから、オーストリア生まれのため法律でそれがかなわないことにフラストレーションを感じるか尋ねられると「そんなことはないです」と否定する。
「私が人生で達成した全てのこと、ボディビルのキャリア、映画のキャリア、知事になったこと、シュワルツェネッガー・インスティテュートの設立、何百万ドルを稼いだことも全て、アメリカのおかげです。だから、自分ができない、たったひとつのことに対して文句を言うつもりはありません」
同時にシュワルツェネッガーは、大統領の職務を立派に果たすことができたと考えていることも認め「私なら、素晴らしい大統領になれていたと思います。自分には、人々を団結させるエネルギーと意志があると思います」と断言。スターンから「あなたなら勝っていたと思う」と返されると、笑顔で「とてもたくさんの人々が私のところに来て『あなたが大統領になってくれたらいいのに』と言ってくるんです」と語っている。
2003年から2011年までカリフォルニア州知事を務めたシュワルツェネッガーは、知事時代から、もし法律が改正されて出馬できるようになれば「間違いなく」立候補すると大統領選への意欲を示していた。(西村重人)