実写版『次元大介』オト役の子役は誰?泣きまくった真木ことか
玉山鉄二が主演を務める Amazon Original 映画『次元大介』で、水沢オトを演じる子役の真木ことかに注目する。
モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」で、ルパン三世の無二の相棒にして早撃ち0.3秒の天才ガンマンとして知られる次元大介を主人公にした本作。社会のはみ出し者たちが築きあげた裏社会を舞台に、クールで義理堅く、哀愁に満ちた次元のオリジナルストーリーが描かれる。玉山は小栗旬が主演を務めた実写映画『ルパン三世』(2014)以来、9年ぶりに次元役に挑む。
真木が演じるのは、伝説の元殺し屋・アデル(真木よう子)に狙われる悲しき過去をもつ少女・オト。精神的なショックで口がきけず、感情も失ってしまう。ひょんなことから次元がオトの護衛をすることになり、ふたりは次第に心を通わせていく。次元のぶっきらぼうな愛情表現など、子ども嫌いの次元とオトのやり取りがほほ笑ましく、ハードボイルドな物語の中で、一服の清涼剤的な役割を担っている。
真木は声と感情を失った少女である上に、泣くシーンもあるという難しい役どころを見事に演じ切った。その姿をすぐ側でみていた玉山は「泣くシーンでは、泣けなくなると困るからと、カメラが回っていなくても3,4位間くらいずっと泣いていた。役と真摯に向き合っていて、責任感が強い」と真木を絶賛した。
東京都出身の真木は、2011年生まれの現在12歳。雑誌「ぷっちぐみ」(小学館)の専属モデルやCMなどで活躍し、ドラマ初出演を果たした永野芽郁と鈴木京香が共演したNetflixシリーズ「御手洗家、炎上する」では、恒松祐里ふんする村田柚子の幼少期を演じた。
幼稚園の頃から『ルパン三世』が好きだったという真木は「すごく不安な気持ちもあったのですが、出演が決まったことを聞いた時は本当にうれしくて、泣いちゃいました」とオーディションに合格した際のエピソードを語っている。(今井優)
Amazon Original 映画 『次元大介』 10月13日より Prime Video にて世界独占配信中