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福山雅治、ディズニー史上最恐ヴィランの日本版声優に決定 100周年映画でミュージカル初挑戦

US本社のオーディションを経て決定! - 『ウィッシュ』日本版声優の福山雅治
US本社のオーディションを経て決定! - 『ウィッシュ』日本版声優の福山雅治 - (C) 2023 Disney. All Rights Reserved.

 俳優・シンガーソングライターの福山雅治が、ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念する新作アニメーション映画『ウィッシュ』(12月15日全国公開)の日本版声優に決定し、ディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王役を担当することが明らかになった。福山にとって初のミュージカル作品で、マグニフィコ王として楽曲「輝く願い」「無礼者達へ」を歌い上げる。

【動画】悪役・福山雅治の声入り!『ウィッシュ』日本版本予告

 シンガーソングライターとして活躍しながら、テレビドラマ、映画、ラジオに出演するなど、日本のエンタメ業界をけん引する福山。近年も「ガリレオ」シリーズの劇場版第3作『沈黙のパレード』(2021)や、TBS系日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023)で抜群の演技力を披露した。

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 そんな福山が、米ディズニー本社のオーディションを経て『ウィッシュ』の日本版声優に抜てきされた。福山が担当するマグニフィコは、どんな願いも叶う魔法の王国・ロサスを治める王。魔法の力で国民の願いを叶える偉大な王だが、叶えるのは自分が良かれと思う願いだけで、実は国民の願いを支配しているという裏の顔を持つ。そして、人々の心の原動力である願いの力を利用して、さらなる強大な魔力を手に入れようとする恐ろしさを秘めたキャラクターだ。確かな演技力はもちろん、低く落ち着いた声が「王としての威厳や力強さを表現できる」と評価された福山が、ディズニー100年の歴史で「史上最も恐ろしいヴィラン」と制作陣が語るほどのマグニフィコ王をどのように演じるのか、期待が高まる。

福山が演じるマグニフィコ王 - (C) 2023 Disney. All Rights Reserved.

 日本版声優に決定した福山は、「大変驚いたのと同時にすごく光栄でした。当然プレッシャーもありましたが、こんな経験はなかなか無いので、そのプレッシャーも含めて思いっきり楽しみたいなと思って現場に挑みました」と心境を告白。マグニフィコ王は「とても正しく正義感に溢れているキャラクター」と表現すると、「その行き過ぎた正義感に故に悲しい存在となってしまった、悲劇の王様だと思う」とコメント。「人は誰しもどんな立場でも年齢でも時と場合によって表と裏があります。裏の部分をどう表現できるのか、シーンによってその塩梅をチューニングするという事を注意しました」とアフレコ収録を振り返った。

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 「マグニフィコ王のことがよく分かると言うと、福山は暴君なんだなって思われそうですけど。マグニフィコ王に対して甘すぎるのかもしれませんが、複雑みをどうやって入れ込めば、その悲しみが可笑しみにまで昇華できるのか、というアプローチをしたつもりです」と続けた福山。「願い、希望を持つことは大事なんだと教えてくれる作品になっています。そして、正しさとはなんだろう、人間にとって正義とは、悪とはなんだろうということを深いところで教えてくれる作品になっています」とファンにメッセージを送った。

 創立100周年を迎えたディズニーの集大成とも言える本作。マグニフィコ王に立ち向かう主人公・アーシャの日本版声優は生田絵梨花が担当する。(編集部・倉本拓弥)

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