永野芽郁、月9ドラマ初主演!山田裕貴と再共演で“心を差し出す”ヒロイン役
永野芽郁が、2024年1月期のフジテレビ系月9ドラマ「君が心をくれたから」(毎週月曜よる9時~9時54分)で主演を務めることが明らかになった。永野は今作で月9ドラマ初主演。山田裕貴を相手役に、愛する男性のために自分の“心”を差し出す宿命を背負ったヒロインを演じる。
本作は、ドラマ「信長協奏曲」などの脚本家であり、Netflixで映像化された『桜のような僕の恋人』の原作者でもある小説家・宇山佳佑のオリジナル脚本によるファンタジーラブストーリー。長崎を舞台に、主人公の逢原雨(あいはら・あめ、26歳/永野)と、朝野太陽(あさの・たいよう、28歳/山田)という真逆の名前を持つ2人が立ち向かう“過酷な奇跡”を描く。
悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいた雨(永野)は、故郷・長崎に戻ったある日、かつてただ一人心を通わせた、高校時代から想いを寄せる男性、太陽と再会する。しかし、再会を喜んだのもつかの間、事故に遭ってしまう太陽。悲しみに暮れる雨は、彼女の前に現れた、あの世からの“案内人”と名乗る男から「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」と告げられる。
永野は、月9ドラマ初主演について「私自身、“月9”を強く意識してきたわけではないですが、自分がいざ、番組の宣伝などで“月曜9時は!”って言っていると、“私、月9で主演をやれるようになったんだ!”って、じわじわと実感してきています」と喜びをコメント。“心を奪われる”というヒロイン役には、プレッシャーもあったようだが「私にできるんだろうかと不安もありました。ただ、“今の自分の全てをかけて挑みたい”と思う作品に出会えたことが何より幸せで、すぐに“これはやりたい!”と思ったので、今撮影していてすごくうれしいです」と意気込みを語っている。
一方、山田が演じる太陽は、亡き母との約束を果たすため、一人前の花火師になる夢を追う、不器用だが明るくて心優しい青年。永野とは「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系・2021)以来の共演となり「(撮影が始まったばかりの時期は)人によっては、まだ距離を感じたりもすることもありますが、永野さんは近いところにいてくれるのでお芝居やそれ以外の面でも、とても助けられています。印象は以前から変わっていないのですが、今の方が(お互いに)すごく自然体でいられていると思います」という山田は、ドラマについても「この2人がどういう風に心をあげあうのか、そして、その最中には辛く悲しいこともあったりして物語は進んでいくので、この2人がどうなっていくのか、ぜひ見守っていただければと思います。毎話泣けます!」と太鼓判を押す。
脚本の宇山は「ドラマに立ち上げから携わるのは『信長協奏曲』以来、約10年ぶり。映像のオリジナル作品は、映画『今夜、ロマンス劇場で』以来、約6年ぶり」と告白。ドラマについて「本作は、2018年に刊行した拙著『この恋は世界でいちばん美しい雨』(集英社刊)の世界観を受け継いでおり、“案内人”や“奇跡”など、共通の要素が用いられています。物語の構想を練る前、まず念頭に置いたのは“小説家として培ったすべてをこのドラマに注ぎ込む”ということです。僕はこれまで8年間で7本の恋愛小説を書いてきました。そこで手にしたすべてをもって物語を作る。小説で学んだことを脚本に還す。その想いを胸に、視聴者の皆様のお心になにかひとつでも届けられるよう、1話1話、心を込めて執筆して参ります」と並々ならぬ思いを明かしている。
演出は、数々の人気ドラマを手掛け、現在は映画『ミステリと言う勿れ』が大ヒット中の松山博昭。プロデュースは「ミステリと言う勿れ」シリーズで松山とタッグを組んだ草ヶ谷大輔が務める。かねてから宇山のファンだったという草ヶ谷は「当たり前の日常を奪ってきたコロナ禍が収束に向かい、ようやく人と人との直接的な繋がりも戻って来た今だからこそ、人が人を想い、支え合っていく“愛の物語”を作りたいと思い、今作を企画しました」と明かし、「寒い冬の夜、心温まる“愛の物語”に毎週涙を流される事になると確信しておりますので、ハンカチの用意をして、ご覧頂ければと思います」と自信をのぞかせる。(編集部・入倉功一)