「どうする家康」HiHi Jets・作間龍斗の秀頼、ラスボス感漂う初登場シーンが鳥肌モノ
19日に放送された大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)第44回で、作間龍斗(HiHi Jets)演じる豊臣秀頼が初登場。SNSでは“ラスボス感”漂う不穏な登場シーンに歓喜の声でにぎわうと共に、秀頼を巡るある演出が注目を浴びている。
第44回「徳川幕府誕生」は、家康(松本潤)が「関ヶ原の戦い」で石田三成(中村七之助)らの軍に勝利してからの展開。時は流れ、家康は征夷大将軍となり江戸に幕府を開いた。息子・秀忠(森崎ウィン)に過剰なまでに厳しい家康に対し榊原康政(杉野遥亮)らは異を唱えるが、家康は「関ヶ原はまだ終わっていない」と言い、秀吉(ムロツヨシ)の息子・秀頼が成長したのちの混乱を予見していた。
本エピソードで見事な演出だと話題を呼んでいたのが、秀頼の身長を柱に刻んでいくことで時の流れを表すというもの。これは秀頼の母・茶々(北川景子)が習慣にしていたものだが、身長の印を刻む際の不気味な効果音も相まって、まるで“怪物”が育ちつつあるような不穏な雰囲気。作間演じる19歳の秀頼が登場したのはラストのこと。茶々が「どこからどう見ても見事なる天下人であることよ!」と成長した秀頼にほれぼれするなか、御簾で隠れていた秀頼がそれをくぐって家臣たちの前に現れると微笑み、「さあ……宴の時じゃ」とつぶやいた。
秀頼の顔が見えそうで見えない溜めた演出も効いて、この鮮烈な登場シーンに視聴者は「ラスボスのテンションで初登場」「ラスボス登場」「身震いしてしまった」「キター!プリンス作間秀頼」と大興奮。一方、秀頼の姿が12歳から19歳へと変わったため、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を真似て「成長著しい秀頼」というつぶやきも多くみられた。「鎌倉殿の13人」では主人公・北条義時(小栗旬)の息子・金剛(泰時)を演じる役者が子役の森優理斗から坂口健太郎にバトンタッチした際、年齢が飛んだことへのエクスキューズなのか「成長著しい金剛」のテロップが表示され話題を呼んだ。
現在放送中のドラマ「コタツがない家」(日本テレビ系)では“アイドルになる夢を挫折した”問題児の高校生を好演しており、同役とのギャップも話題を呼んでいる作間は、本作が初の大河ドラマ出演。戦国時代劇への出演も初となり、出演発表時にはこれまで秀頼に抱いていたイメージについて「20歳の僕よりも若い彼が、多くの命を背負って自らの責務を全うしていた事が信じられません。本当に厳しい環境に生まれ育ち、そんな中でも強く生きていた彼はすごく立派な方なんだろうなと思います」と語っていた。
なお、次回予告には秀頼が舞うシーンもあり、いよいよ本格登場となる。(編集部・石井百合子)