山田裕貴&杉野遥亮「どうする家康」名場面4位を振り返る
現在放送中の大河ドラマ「どうする家康」のファン感謝祭が27日、NHKホールで行われ、“平平コンビ”こと本多忠勝(平八郎)役の山田裕貴と榊原康政(小平太)役の杉野遥亮が出席。ファンの間で人気の高かった「小牧長久手の戦い」を振り返った。イベントには主演の松本潤(徳川家康役)をはじめ、大森南朋(酒井忠次役)、板垣李光人(井伊直政役)、音尾琢真(鳥居元忠役)、木村昴(渡辺守綱役)、松本若菜(阿茶局役)、松山ケンイチ(本多正信役)、サプライズゲストとしてムロツヨシ(豊臣秀吉役)、北川景子(お市/茶々役)も参加。大久保忠世役の小手伸也がMCを務めた。
徳川四天王と呼ばれた家康の側近、本多忠勝と榊原康政を演じた山田と杉野。この日は「ファンが選んだもう一度見たいあのシーンベスト10」が発表され、忠勝と康政が活躍した「小牧長久手 四天王」が4位にランクイン。
結果を見た山田は「ありがたいですね」と笑顔を見せると、松本は「諸説ありますが、小牧長久手の戦いで活躍した4人が徳川四天王になったと言われていますよね」と補足する。
ファンから「四天王が名乗りを上げるところが格好いい」という感想が届くと、忠勝が叫んだ「ここから先は一歩も通さん!」のセリフの話に。山田は「叔父上(波岡一喜演じる本多忠真)が言っていたセリフなのですが、僕は声を張り上げて叫ぶと声が高くなってしまって、重厚感がなくなってしまうんです」と苦笑い。
また杉野は「康政というか小平太は、実は第31回(『史上最大の決戦』)、第32回(『小牧長久手の激闘』)までほとんど殿(家康)との関わり合いがないんですよね」とつぶやくと「初めてちゃんと殿と関わったから、気合いが入ったのかもしれません」と振り返る。さらに杉野は「あのお芝居があったおかげで、その後が活きた。32回以降、自分の中でギアが入った感覚があった」と語っていた。
松本も「二人が、家康がいないところで『殿に天下をとらせる』と話しているところが印象深かった。それが家康のその後に繋がっていく」と重要なシーンにあげると、山田は「忠勝と康政の関係性もそうですが、若いころからライバルみたいなところが、お互いのキャラに合った。撮影のなかで深く話し合ったことはなかったけれど、芝居をやってみることで、見えてくるものがあった。とてもスムーズに撮影ができました」と息の合ったコンビだったことを明かしていた。
本作は『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が、三河の田舎大名だった徳川家康が、さまざまな困難のなか葛藤しながらも天下統一を果たしていく姿を描いたオリジナルストーリー。全48回で、最終回は12月17日。15分拡大版で放送される。(磯部正和)