実写『ゴールデンカムイ』エゾオオカミ・レタラ登場!新予告公開 主題歌はACIDMANに決定
29日、野田サトルの人気漫画を山崎賢人(崎はたつさき)主演で実写化する映画『ゴールデンカムイ』の新たな予告映像とキャラクタービジュアルが公開された。新カットと共に、原作でも活躍するエゾオオカミ・レタラ(ラは小文字が正式表記)も登場。さらに、主題歌をACIDMANが担当することも明らかになった。また、IMAX同時上映も決定した。
『ゴールデンカムイ』は、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡るミステリーと、厳しい大自然の中で繰り広げられる、個性豊かなキャラクターたちによる争奪戦を描くサバイバルアクション。“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵の杉元佐一(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)が、24人の脱獄囚に刻まれた、埋蔵金の在りかを示す「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて、元囚人や歴戦の戦士たちと渡り合う。(アシリパの「リ」は小文字が正式表記)
新たな予告編には、鋭い眼球で杉元に迫る大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)や、元新撰組・鬼の副長・土方歳三(舘ひろし)の華麗な刀捌きといった新カットも登場。クセの強いキャラクターが次々と登場するなか、エゾオオカミの生き残りであるレタラの遠吠えが響く。
予告にも使用されている主題歌は「ゴールデンカムイ」のファンというACIDMANが、本作のために書き下ろした「輝けるもの」。大木伸夫(Vo&G)が作詞・作曲を手掛け、大自然の中で抗いながら命を燃やす人々の生き様を歌い上げた。プロデューサーの松橋真三は「様々な苦難を背負った杉元佐一が、主人公として背負う『重み』が必要であると、ACIDMAN大木さんにお伝えし、作曲をお願いしました」と明かしている。
キャラクタービジュアルは、杉元、アシリパ、鶴見、土方のほか、眞栄田郷敦演じる尾形百之助、矢本悠馬演じる白石由竹、工藤阿須加演じる月島基、柳俊太郎(柳は木へんに夘)が一人二役で演じる二階堂浩平・洋平、大谷亮平演じる谷垣源次郎、勝矢演じる牛山辰馬ら全10種のビジュアル。そのほか本作には、元・新選組二番隊組長・永倉新八役の木場勝己、アシリパの祖母・フチ役の大方斐紗子、後藤竹千代役のマキタスポーツ、アシリパの大叔父役の秋辺デボが出演。脚本は『キングダム』シリーズの黒岩勉、監督は『HiGH&LOW』シリーズなどの久保茂昭、制作プロダクションはクレデウスが務める。
主題歌「輝けるもの」に関する、大木伸夫、山崎賢人、山田杏奈、松橋真三プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
映画『ゴールデンカムイ』は2024年1月19日より全国公開
ACIDMAN 大木伸夫
このお話を頂いたのは、とあるライブ出演の20分前。
大好きな漫画の実写化の主題歌というお話だったので大興奮!
すぐにイメージが沸き、(オソマのフリをして、、、)トイレに駆け込み、一気にボイスメモにアイデアを吹き込みました。
自然と共に生きるアイヌの人々の美しい生き様、土を忘れ欲望を追い求めてしまう僕達の儚い生き様。
正しさに揺れながら、迷いながらも強く生き抜く力になる楽曲として、この映画を支えられたら嬉しいです。
あらゆる一瞬の明滅の命が、「輝けるもの」になりますように。
大木伸夫(ACIDMAN)
山崎賢人(杉元佐一役)
今回、映画のために書き下ろしてくださったということで、本当に「ゴールデンカムイ」にピッタリな歌詞でした。そして、エンドロールで流れた時の、それぞれのキャラクターたちの旅、冒険、そして物語がこれからも進んでいくような力強さだったり、切なさだったり、疾走感みたいなものが感じられてすごく素敵な曲だと思いました。
山田杏奈(アシリパ役)
始めて楽曲を聞いた時に、すごく疾走感がある曲なのに大木さんの声の優しさがとてもいいなと思いました。作品としての力強さにもなっていますし、歌詞の中で『何かを得て、失って、それでも旅は続いていく』というような表現があって、それもすごく、「あぁ、ゴールデンカムイだな」と、じんわりと、いいなと思いました。
松橋真三プロデューサー
本作は、皆に楽しんでもらえるエンターテイメント大作ですが、冒頭、日露戦争二〇三高地の激戦から始まります。
様々な苦難を背負った杉元佐一が、主人公として背負う「重み」が必要であると、ACIDMAN大木さんにお伝えし、作曲をお願いしました。
甘いだけではない人生を歩んできた、いろいろ背負って生き抜いてきた大人のアーティストでないと作れないような歌を希望しますと無茶なお願いをしました。
作っていただいた「輝けるもの」は、激しくて、美しくて、胸が熱くなり、目頭が熱くなる素晴らしい主題歌となりました。
物語の最後、熱い情熱と愛を感じながら劇場を後にしてほしいと思います。お楽しみに!