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「大奥」志田彩良の家茂が「天使過ぎる」 名言に泣く視聴者続出

第19回より天璋院(福士蒼汰)、将軍・家茂(志田彩良)、和宮(岸井ゆきの)、瀧山(古川雄大)
第19回より天璋院(福士蒼汰)、将軍・家茂(志田彩良)、和宮(岸井ゆきの)、瀧山(古川雄大) - (C)NHK

 28日に放送された、よしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分ほか)の後半パート「幕末編」第19回では、岸井ゆきの演じる“偽物”の和宮を巡る哀しいエピソードが展開し、志田彩良演じる14代将軍・徳川家茂のすべてを洗い流すかのような思いやりに満ちた人柄が視聴者を魅了した(※ネタバレあり)。

【画像】再びの福士蒼汰&白猫に癒やされまくり!

 家茂と言えば、志半ばに死に至った13代将軍・徳川家定(愛希れいか)もほれ込んでいた、聡明で愛すべき女性。かつて家定に外交問題について意見を求められた際にも「ためになった」と言わしめるクレバーな持論を展開していた。家定が亡くなり絶望に暮れた胤篤(福士蒼汰)を“父上”と慕い、再び生きる希望をもたらしたのも家茂だった。前週・第18回では公武合体政策で孝明天皇の弟・和宮を迎え入れるも、偽物だったことが発覚。その後を描いた第19回では、怒り心頭の大奥総取締・瀧山(古川雄大)が和宮の母・観行院(平岩紙)と乳母・土御門(山村紅葉)らに偽物を送り込んだいきさつを問いただす一方、家茂は和宮をスイーツでもてなしたり、あらゆる気遣いを見せた。

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~以下、第19回のネタバレを含みます~

 とりわけ注目を浴びたのが、家茂と和宮が囲碁をしていた晩のこと。和宮が「母の愛を独り占めにしたい」という私的な理由で婿入りしたことを告白するシーン。生まれつき左手がなかったため人目につかぬよう座敷牢で育てられたこと、弟が生まれてからは母親に見捨てられたこと……。和宮からするとさすがにここまで言えば見放すだろうというつもりが、家茂はどこまでも和宮を肯定し、「さような思いまでなさり、誠によくぞここまでいらして……」と涙を流しながら自分事のようにその苦しみに思いを巡らせていた。

 「あんた話聞いてた? 私のしょうもないたくらみのせいであんたは散々な目におうてるゆうことなんやで」と絶句する和宮にも、「でも、そのしょうもないたくらみのおかげで和宮様は亡くなられずにすんでいるではないですか」「宮様は、知らずに多くを救っているのです」とひたすら感謝する家茂に、和宮の心はついに氷解。ぶっきらぼうに話を切って布団に潜り込むも、後ろ姿からも泣いているのがわかる……という幕引きで、まっすぐなまなざしで「大事な、かけがえのないお人」「世の光」といったパワーワードで和宮を揺さぶる家茂に「どこまでピュアなの」「天使過ぎる」「大奥一の人格者」「まじで聖母」「最高すぎて言う事なし」「見てて気持ちいい」と癒やされる視聴者が続出。終盤に見せた男装姿も「凛々しい」「かっこいい!」「美しい」と魅了していた。

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 「家茂のイメージにピッタリ」と評判の志田彩良は、『パンとバスと2度目のハツコイ』『mellow メロウ』など今泉力哉監督作品の常連で、同監督の『かそけきサンカヨウ』では主演を務め、同じ事務所の井浦新と共演。ドラマでは「ゆるキャン△」シリーズのほか、日曜劇場「ドラゴン桜」では東大を目指すクールな秀才役で注目を浴び、今年は「ホスト相続しちゃいました」「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」「アオハライド」など出演が相次いだ。(編集部・石井百合子)

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