『野蛮な遊戯』女優が死去 60歳
映画『野蛮な遊戯』(1983)で主演を務めたことなどで知られるフランス人女優のエマニュエル・ドゥベヴェールさんが、現地時間7日に60歳で亡くなっていたことが明らかになった。
フランス紙リベラシオンによると、エマニュエルさんはセーヌ川に飛び込み、自ら命を絶ったのだという。エマニュエルさんは2019年、俳優ジェラール・ドパルデュー(74)の性的暴行を告発した人物の一人であり、7日はドパルデューに対する数々の性的暴行疑惑についての調査ドキュメンタリー番組(エマニュエルさんの告発も取り上げられた)が放送された日だった。
ドパルデューは全ての疑惑を否定しているが、The Hollywood Reporter によると、今回の番組はフランスの世論に影響を与えたよう。フランスの独立系映画会社大手Diaphanaのトップは「多くの人々と同じように、わたしもドパルデューは最も偉大なフランス人俳優だと思っています。しかし、起こったことは、信じられないほど卑劣なことです。今後も彼と映画を制作し、配給することができるでしょうか? わたしの答えはノーです」と語っている。(朝倉健人)