青木柚、クリスマスシーズン撮影の主演映画公開 寒さ振り返りながら感無量
俳優の青木柚が16日、シモキタ - エキマエ - シネマ K2 で行われた映画『The Night Before』公開記念舞台あいさつに福地桃子、堀井綾香監督と共に出席し、昨年撮影していた季節に映画が公開できたことを喜んでいた。
本作は、変化をテーマにした短編と中編から成る青春ファンタジー。青木と福地がダブル主演を務める中編『飛べない天使』は、都会での生活に疲れた女性と孤独な青年を描く。
2023年は、ヒール役を務めた連続ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」をはじめ、映画『神回』『まなみ100%』で主演を務めるなど飛躍の年になった青木。『飛べない天使』の撮影時期は、ちょうど昨年のクリスマスシーズンだったことを明かすと「最初の衣装がパジャマみたいなもので、生地が薄かったので寒かった」と振り返りながら「でも、昨年撮影していたのと同じ時期に、こうして映画を観ていただけることは嬉しい」と笑顔を見せる。
撮影は静岡県の伊東市や東伊豆で行われた。福地は伊東での撮影は2度目だったことで「季節によって景色が違うことがすごく感慨深かった」と語ると、初の伊東となった青木は「めちゃくちゃいい場所で大好きになりました。空き時間にサイクリングをしたりして土地を満喫しました」と笑顔。
劇中、ファンタジーと現実が交じり合う物語だったが、青木は「その都度、夢と現実なのかは監督と確認しながらやっていましたが、(福地と一緒の)二人のシーンはあまり夢と現実の境目は気にせず演じました」と語っていた。
昨日から無事映画が公開され、青木は「この映画はいろいろなところに連れて行ってもらえる映画です。観てくださった方が、そういう気持ちになっていただければ嬉しい」と語ると、堀井監督も「短編と中編の2本立てになっていますが、どちらも何かが起こる前の夜を描いています。この映画を観た方に、良い変化がもたらされたら嬉しいです」と作品に込めた思いを語っていた。(磯部正和)