「下剋上球児」ラストシーンは甲子園球場で5,000人を超えるエキストラと
鈴木亮平が主演を務めるTBS日曜劇場「下剋上球児」(毎週日曜よる9:00~9:54)の最終話が17日放送され、クライマックスとなるラストシーンで、地上波ドラマでは異例の阪神甲子園球場での大規模ロケを実施したことが明らかになった。(※以下、最終話のネタバレを含みます)
最終話では、決勝戦の相手・伊賀商業を打ち破り、見事“日本一の下剋上”を成し遂げ甲子園に出場した越山高校野球部。越山カラーの緑色に染まった甲子園球場のアルプススタンドを前に笑顔を見せる南雲(鈴木)、山住(黒木華)、そして球児たちの姿が印象的なラストを迎えた。
このシーンは、高校野球の聖地である甲子園球場で、5,000人を超えるボランティアエキストラと共に撮影が実施。地上波ドラマのロケが甲子園球場で行われるのは異例のことであり、また、夏の甲子園大会を再現するべく、エキストラは11月中旬にも関わらず夏の装いでの参加となった。
特に3塁側のアルプススタンドは、越山カラーの緑一色となっており、その光景を目にした鈴木は、「アルプススタンドで大勢の方が越山のタオルを掲げていて、そのときの景色は特別でしたし、横にいた球児たちもすごくいい顔をしていて、一生忘れられない光景です」とコメント。ロケ終わりにはボランティアエキストラに向けてキャスト陣から挨拶も行われ、甲子園球場は大盛り上がりとなった。
ドラマ「下剋上球児」は、高校野球を通して現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。「最愛」「アンナチュラル」など、多くの人気ドラマを世に送り出してきたプロデューサー・新井順子と塚原あゆ子監督のタッグ、そして2人の作品を数々手掛けてきた奥寺佐渡子が脚本を担当した。(高橋理久)
鈴木、黒木のクランクアップコメントは以下の通り。
鈴木亮平
猛暑の中から始まり、この寒い中まで本当にお疲れ様でした。
クランクアップしていく皆さんが挨拶でこんなにお話しすることってなかなか無いことだと思っていて、それは、この作品が皆さんにとって特別だからだと思います。そんな皆さんが愛する作品の主演を務めさせていただき幸せだなと思っています。
これから球児の皆さんの前には色々な明るい未来があると思います。そのときに「下剋上球児」をやっていたあの夏、秋、冬が2回目の青春だったなと思ってほしいです。そして、また別の作品で会ったときにはお芝居のキャッチボールをしましょう。ありがとうございました!
黒木華
こんなに大切に想える球児の皆さんとお芝居をできたことがうれしくて、色々なことを思い出していました。
野球に詳しくない私は、皆さんに助けていただきながら“先生”にしてもらったなと思います。スタッフさんも含めて、みんなで「楽しかったね」「疲れたね」と言い合える作品にはなかなか出会えないと思うので、私にとってすごく財産になりましたし、みなさんにとっての財産の一部になれていたらうれしいです。またいつか皆さんとご一緒できるように、またこのメンバーで集まれる日が来るように、一生懸命頑張りたいと思います。