「どうする家康」小栗旬のビジュアルに衝撃!さりげない“予告”も話題
17日に放送された松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)最終回に、小栗旬演じる高僧・南光坊天海が登場。小栗の出演は前日に告知されていたが老けメイクで変身した姿に「誰かわからんw」「初め誰だかわからなかった!」と驚きの声が上がった(※一部ネタバレあり)。
最終回「神の君へ」は、茶々(北川景子)の息子・秀頼(HiHi Jets・作間龍斗)ら豊臣を相手にした家康の最後の戦「大坂夏の陣」を描く現在パートと、家康の嫡男・信康と信長の娘・五徳の祝言の内幕を描く過去パート、という二つを軸に展開。小栗演じる天海は、天台宗の僧侶で家康の側近として江戸幕府の礎を築いたともいわれる人物。「大坂の陣」終結ののち、家康の伝記作成のため家臣たちの証言の覚書を記す場面で登場した。
証言の聞き取り場面では家臣の酒井忠次(大森南朋)や石川数正(松重豊)らに叱られまくったことなど、出てくるのは家康の黒歴史ばかりで天海が「ろくなのがねぇ」とダメ出しする姿も笑いを誘っていたが、とりわけ視聴者をくぎづけにしたのがビジュアル。剃髪に長いあご髭といういで立ちで、しわや染みなどを念入りに施した老けメイクだったため、初めは小栗と気づかなかった人も多く「これ小栗旬!?」「出ると知らなかったら絶対気づかなかった」「めっちゃ老人に見える」「原型とどめてないw」と衝撃を受ける視聴者が続出。ゆったりとした話し方や動きも含め「老け演技すご!」「小栗旬やっぱすごいな」と小栗の演技にも絶賛が相次いだ。また、老けメイクでは家康や本多正信(松山ケンイチ)の手に注目する声も目立った。
ビジュアルのほか、遊び心あふれる演出も話題に。昨年、小栗が北条義時役で主演を務めた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では最終回に松本演じる家康が予告なしで登場。今回はその“恩返し”ともいうべき出演となったが、セルフパロディー的な場面も見られた。家康の美談ばかり集めるのもどうかと疑問を呈する秀忠(森崎ウィン)に、天海は「かの源頼朝公にしたって、実のところはどんな奴かわかりゃしねえ。周りがしかと讃えて語り継いできたからこそ今日、すべての武家のあこがれとなっておるわけで」と答えた。「鎌倉殿の13人」で小栗が演じた義時は源頼朝(大泉洋)に仕えていた設定だったため、「小四郎、お前が言うなw」「小栗旬に言わせちゃうw」と喜びのツッコミが相次いだ。
さらに、天海が手にしていた「吾妻鏡」(鎌倉時代の歴史書)と「源氏物語」も話題に。「吾妻鏡」は「鎌倉殿の13人」最終回で家康が手にしていたもの。そして来年の大河ドラマ「光る君へ」が「源氏物語」の著者である紫式部(吉高由里子)を主人公にしたストーリーだったことから、「まさかここでつながるとは!」「さりげなく次回予告」など沸いていた。(編集部・石井百合子)