まるでかぐや姫!「光る君へ」月夜の新ビジュアルに期待高まる
来年1月7日よりスタートする大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか※初回15分拡大)から吉高由里子演じる紫式部(まひろ)を捉えた新たなビジュアルが18日に番組公式HPやSNSで公開され、「美しい…」「まるでかぐや姫のよう」と反響を呼んでいる。
大河ドラマ第63作となる本作は、武家台頭の時代を目前にしたきらびやかな平安貴族の世界を背景に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描くストーリー。タイトルの「光る君へ」とは、まひろ(紫式部)が手掛ける「源氏物語」、その主人公・光源氏のモデルとして有力とされる藤原道長(柄本佑)へのつきることのない想いを表す。脚本を大河ドラマ「功名が辻」(2006)、ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静、語りを伊東敏恵アナウンサーが担当する。
月夜の神秘的なビジュアルは、主人公・まひろ(紫式部)が宮中で作家として生きていく様子を表現したもの。制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサーは本ビジュアルのコンセプトや誕生した背景について、「光る君への主役「紫式部=まひろ」は、メインビジュアルの吉高由里子さんの美しくも謎めいた表情で見ていただくとして、平安ならではの装いもぜひご覧いただきたい、というのが、この月夜バージョン発想のきっかけでした。幾重にも重ねた衣で、美と個性を表現する、この時代ならではのファッションです。選ばれたシチュエーションは意外にも夜。柔らかな月光の中に、凛とした眼差しのまひろが座っていました。清らかな白地に鳳凰の文様が映える袿(うちき)、襟から流れ出る鮮やかな紫。装いのあでやかさもさることながら、静かに光り輝く強さを感じさせる吉高さんのまひろに、一瞬で心奪われました」とコメント。
クリエイティブディレクターの市耒健太郎は、「だれにでも、一生を変えることのできる一夜がある。このビジュアルは、美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました」と語っている。
ビジュアル公開後、ネット上では「月の光に照らされて本当にお美しい」「めっちゃ綺麗」「いよいよですね…!」「早く観たい」と話題を呼び、作品への期待、注目度が高まっている。
内田、市耒のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
制作統括 内田ゆきチーフ・プロデューサー
光る君への主役「紫式部=まひろ」は、メインビジュアルの吉高由里子さんの美しくも謎めいた表情で見ていただくとして、平安ならではの装いもぜひご覧いただきたい、というのが、この月夜バージョン発想のきっかけでした。幾重にも重ねた衣で、美と個性を表現する、この時代ならではのファッションです。選ばれたシチュエーションは意外にも夜。柔らかな月光の中に、凛とした眼差しのまひろが座っていました。清らかな白地に鳳凰の文様が映える袿(うちき)、襟から流れ出る鮮やかな紫。装いのあでやかさもさることながら、静かに光り輝く強さを感じさせる吉高さんのまひろに、一瞬で心奪われました。この月夜バージョンで、平安の美を体現するかのようなまひろの姿をご覧いただき、なおいっそう「光る君へ」にご期待くださいますよう、よろしくお願いいたします。
クリエイティブディレクター 市耒健太郎
だれにでも、一生を変えることのできる一夜がある。このビジュアルは、美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました。「わたしを生きてみせる」その背景に、実は、彼女の創造性は、いろいろな「わたし」の交差から生まれたのではないでしょうか。女性としての「わたし」。母親としての「わたし」。流行作家としての「わたし」。ひとりぼっちの「わたし」。恋人としての「わたし」。・・・運命に翻弄されながらも、意志と才能で時代を駆け上がっていく吉高由里子さん演じる紫式部。放送回ごとに、今夜はどのような「わたし」に出会えるのか。そんな見方も楽しめる一年の大河です。