『ゴジラ-1.0』山崎貴監督、ハリソン・フォードと会話 オスカー前哨戦でハリウッド俳優とレカペ闊歩
映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督が14日(現地時間)、米カリフォルニア州サンタモニカで開催された、放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)の授賞式に出席。ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、マーゴット・ロビー、ハリソン・フォードら名だたるハリウッド俳優と共にレッドカーペットを闊歩(かっぽ)した。
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放送映画批評家協会賞は、米アカデミー賞の前哨戦として注目されている、アメリカ・カナダの映画批評家による映画賞。外国語映画賞にノミネートされていた『ゴジラ-1.0』は、惜しくも受賞を逃したが、山崎監督は「スターだらけで、本当に凄い異空間でした。そんな中でかなりの人たちが「ゴジラ観たよ」と言ってくれて、写真を一緒に撮ろうとむこうからグイグイ来てくれて、『ゴジラ-1.0』が浸透してくれていることが分かって嬉しかったです」と笑顔でコメント。また、監督が愛する『スター・ウォーズ』でハン・ソロを演じたハリソンとも少しだけ会話できたそうで、「『スター・ウォーズ』のファンということを伝えられて良かったです(笑)」と振り返った。
本作は、第96回アカデミー賞視覚効果賞の“最終候補作リスト”に入っており、現地時間13日には、ノミネート作品を決めるための「Bake Off」(ショートリストに残った10作品によるVFXについてのプレゼンテーション)が行われた。邦画で Bake Off に参加した作品は『ゴジラ-1.0』が初めてで、日本から白組の山崎監督、渋谷紀世子、高橋正紀(高ははしごだかが正式)、野島達司が登壇。白組ならではのVFX技術と古典的な手法を合わせた撮影技法の発表で、会場を大いに沸かせた。休憩中や終了後には、「プレゼンが素晴らしかった」「私にとって2023年No.1の作品だった」など監督たちに声をかける映画関係者が続出。『星の王子 ニューヨークへ行く』で知られるジョン・ランディス監督も、山崎監督に「とにかく素晴らしい映画だった」と絶賛の声を届けた。
米アカデミー賞視覚効果賞のノミネート5作品は、現地時間23日に発表予定。同賞を受賞すれば、邦画のみならず、アジア映画で初の快挙となる。
また、最新の国内興行成績も発表され、14日までの73日間で観客動員346万人、興行収入53.2億円を突破。北米では、13日までの44日間で興収5,006万ドル(=約72億円、1ドル145円計算)を記録している。(編集部・倉本拓弥)
【山崎貴監督 受賞式参加後の感想コメント】
スターだらけで、本当に凄い異空間でした。
そんな中で多くの人たちが「ゴジラ観たよ」と言ってくれて、写真を一緒に撮ろうとむこうからグイグイ来てくれて、『ゴジラ-1.0』が浸透してくれていることが分かって嬉しかったです。
「いつか一緒に仕事しよう!」と言ってくれる俳優もいました。
ハリソン・フォードとも少し話せて、『スター・ウォーズ』のファンということを伝えられて良かったです。(笑)