「おっさんずラブ」武川部長が絶賛迷走中!おむつパートナーがトレンド入り
19日深夜に放送された、田中圭主演のテレビ朝日系ドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」(テレビ朝日系)第3話では、眞島秀和演じる武川部長のこじれにこじれた恋活模様や、裏アカウントのつぶやきが話題を呼び、「武川さん」のほか「おむつパートナー」というパワーワードがXのトレンド入りをした(※一部ネタバレあり)。
約45分押しで放送スタートした第3話だったが、部下でお隣さんの和泉(井浦新)から唐突にキスされて動揺しまくるはるたん(田中)、元カレの武川から恋愛相談を受ける牧凌太(林遣都)、そんな二人のダブル不倫疑惑に苦悩する黒澤武蔵(吉田鋼太郎)の「家政婦は見た!」的サスペンスと、目まぐるしい展開にSNSでは終始wマークのリアクションでにぎわっていた。
~以下、第3話のネタバレを含みます~
前話ではマッチングアプリで恋活中の武川部長だったが、第3話ではドツボにハマっていることが判明。会議中も心ここにあらずといった感で、牧が武川の裏アカウントを覗くと「恋の終わりは唐突だ。絶望の谷底からどんなに叫ぼうとも、誰にも聞こえやしない。」という穏やかじゃないつぶやきが。牧も「結構病んでいる」と指摘していたが、その一投稿にSNSでは「心配しかないw」「心中穏やかじゃない」「牧、よく付き合っていたね」とざわざわ。その後、武川は牧を半ば強引に晩酌に誘うと、牧に未練たらたらであることが浮かび上がっていった。
牧が武川の好物だったりんごゼリーを手土産に持参すると、武川は「俺がいつまでもりんごゼリー好きだと思うなよ……」と突っぱね、牧が「もう好きじゃなくなったんですか?」と問うと「好きだよ……」とたっぷり含みを込めて肯定するといった具合で、かなり面倒くさいやりとりが。さらには初デートで牧が買ってくれたイルカのキーホルダーを飾り「思い出に罪はないだろう……」などと浸っている。
さらにややこしいのが、マッチングアプリの恋活事情。お金を取られ連絡を絶たれたにもかかわらず、警察に行くべきだという牧に「俺は一瞬でもそこに愛があったと信じたい」と耳を貸そうとしない。しかし、そこから武川の切実な悩みが明らかに。それは「今は一人でも気楽でいいが、年を取ったら誰が俺のおむつを替えてくれるんだろうかとか、最後を看取ってくれるのは誰なのかとか」といった多くが抱えるであろう普遍的な悩みで、「恋がしたいというより老後も助け合えるようなおむつパートナーが欲しいのかもしれない」と悩まし気に語る武川に、SNSでは「おむつパートナーw」と復唱する声のほか、「そうだよね、心配になるよね」「気持ちはわかるよ」など真摯に武川の心中を慮る声も寄せられていた。
……と一瞬は武川に同情のムードになるも、その後、牧は「ラブトランジット」なるネットの恋愛リアリティーショーに一緒に出てほしいと頼まれたといい、ほかにも春田に「牧にりんごゼリーうまかったと伝えてくれ」とマウントをとるようなことをしたり、牧にLINE(アイコンはキツネ)で「こんな辛いならもう出会わない方がいいのか」「辛いと感じるのも生きている証拠 返信不要」「なんかいいことないかなあ」などネガティブなメッセージ(心の叫び)を送りまくったりと、気力は決して衰えていない様子。迷走中の武川に視聴者も振り回されている様子で、「武川さんうぜぇw」「ずっとどうかしてる」「怖ぇえよ」「情緒不安定」「幸せになってほしい」など、ドン引きする声やエールが寄せられていた。
また、武川が牧に放った、スピッツの名曲「君が思い出になる前に」の歌詞を思わせるセリフも注目を浴びたほか、武川の裏アカウント「天空のマサムネ」がなぜか人気を博しており、「天空のマサムネのツイ垢ないのかな」といった声が多くみられた。ちなみに「天空のマサムネ」では、「午前三時の孤独が、俺を永遠の闇に引きずり込もうとする」などポエムちっくな投稿がされており、春田の幼なじみ・ちず(内田理央)は「キモすぎてキモい!」と引いていた。(編集部・石井百合子)