大絶賛の『デューン 砂の惑星PART2』今年最高の出足で首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(3月1日~3月3日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、SF大作の続編『デューン 砂の惑星PART2』が興行収入8,250万5,391ドル(約124億円)で首位デビューを果たした。これは今年最高のオープニング興収であり、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督及び主演のティモシー・シャラメの興収を稼ぎ出す力を証明した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)
【画像】大胆すぎる!『デューン 砂の惑星PART2』ゼンデイヤのアーマーの全貌
批評家及び観客の絶賛評に加えて、IMAXをはじめとしたより値段の高いプレミアム・ラージ・フォーマット劇場での鑑賞が好まれたことも大ヒットの要因だ。オープニング興収の実に48%は、プレミアム・ラージ・フォーマット劇場での稼ぎだった。ヴィルヌーヴ監督はクリストファー・ノーラン監督同様、その作品は“最高の劇場環境で鑑賞すべき”監督としての地位を固めている。
ティモシーに加え、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、アニャ・テイラー=ジョイらオールスターキャストが出演している同作は、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキを受けて昨年11月3日から今年3月1日に公開が延期された。それによりストライキを終えた俳優陣による大々的な世界プロモーションツアーが可能となり、高い注目度の中で公開することができた形だ。ティモシーは前作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』も世界興収6億2,484万4,789ドル(約937億円)を上げる大ヒットとなっており、今、乗りに乗っている。
ちなみに、2021年に公開された前作『DUNE/デューン 砂の惑星』はワーナーがコロナ禍の措置として HBO Max(現・Max)でも同時リリースしており、オープニング興収は4,101万1,174ドル(約62億円)だった。(編集部・市川遥)
3月1日~3月3日の全米ボックスオフィスラキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『デューン 砂の惑星PART2』
2(1)『ボブ・マーリー:ONE LOVE』
3(3)『オーディナリー・エンジェルズ(原題) / Ordinary Angels』
4(初)『ザ・チョーズン:S4 エピソード7-8(原題) / The Chosen: S4 Episodes 7-8』
5(4)『マダム・ウェブ』
6(5)『FLY!/フライ!』
7(2)『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』
8(7)『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
9(6)『ARGYLLE/アーガイル』
10(9)『ザ・ビーキーパー(原題) / The Beekeeper』