Netflix実写版「三体」新予告&ビジュアル公開 「ゲースロ」コンビが描くSF新時代、カギは謎のVRゲーム
中国のベストセラーSF小説をドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターで知られるデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスが実写化した、Netflixシリーズ「三体」の新予告とキービジュアルが公開された。
『アバター』のジェームズ・キャメロン監督やバラク・オバマ元大統領も絶賛する「三体」は、中国の作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)が発表したSF巨編。1960年代、人類に絶望した中国のエリート科学者が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波が、とある惑星の異星人に届き、数十年後、地球を揺るがす大災厄へとつながってしまう。
新予告では、“オックスフォードの5人”と呼ばれる有能な科学者たちが、現代科学の根幹を揺るがす超常現象の解明へと乗り出すさまが映し出されていく。優秀な科学者の連続自殺、夜の星空がチカチカと瞬く“宇宙のウインク”、空が謎の“膜”ような存在に覆われるなど、人類史上最大の脅威が迫る中、カギとなるのは謎に満ちたVRゲーム。銀色のゴーグルをかけると、現代とは別世界の光景が広がる。全ての引き金となる科学者の生い立ち、現代で団結する者たちのエモーショナルな人間ドラマを紐付けた“SF新時代”の作品に、期待が高まる映像となっている。
制作総指揮のベニオフは「この小説はSFというジャンルに、実用科学と壮大な冒険を融合させています。我々は、映像化においてもそれを実現させようとしています。異星文明の脅威が描かれますが、その物語は作品の核となるキャラクターたちとしっかり結びついていて、彼らを中心に展開するのです」とコメント。「“ファンタジーは好きじゃない”と思っていた多くの方々が、『ゲーム・オブ・スローンズ』の大ファンになってくれました。願わくは、普段SFをそれほど好まない方々が、『三体』を気に入って下さればと思っています」と自身の過去作を例に挙げながらメッセージを送った。
メインキャストには、『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・ウォン、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のエイザ・ゴンザレス、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリーアム・カニンガムやジョン・ブラッドリーといった国際色豊かな俳優陣が名を連ねる。(編集部・倉本拓弥)
Netflixシリーズ「三体」3月21日(木)世界独占配信