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鳥山明さん死去「ONE PIECE」尾田栄一郎が追悼「世界に行けるんだ、という夢を見せてくれました」

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 8日、「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明さんが1日に急性硬膜下血腫で死去したと発表されたことを受け、鳥山さんと親交の深かった漫画家や関係者からのコメントが「週刊少年ジャンプ」公式サイトを通じて発表された。「ONE PIECE」の著者・尾田栄一郎さんは「あまりに早すぎます。空いた穴があまりに大きすぎます」と悲痛な思いをつづっている。

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 尾田さんは、鳥山さんとの思い出を振り返りながら「もう二度と会えないと思うと、悲しみが押し寄せてきます。子供の頃から憧れすぎていて初めて名前呼んで貰えた日の事も覚えています。我々に『友達』という言葉を使ってくれた日の帰り道岸本さんと盛大にはしゃいだ日も懐かしいです。最後に交わした会話も覚えています」と悲しみを吐露。

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 業界を越えてさまざまなクリエイターに影響を与えた鳥山さんの功績を振り返りながら、「鳥山先生の残された創造性豊かな世界に敬意と感謝を込めて、心よりご冥福をお祈りいたします。天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように」としている。

 またジャンプ編集部は「『Dr.スランプ』『DRAGON BALL』『SAND LAND』...先生が描かれた漫画は、国境を越え世界中で読まれ、愛されてきました。また、先生が生み出された魅力あふれるキャラクターたちと、その圧倒的なデザインセンスは、数多くの漫画家・クリエイターに大きな影響を与えてきました。先生の偉大なご功績を讃え、感謝の意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と追悼文を発表した。

 鳥山さんは3月1日、急性硬膜下血腫により68歳で死去。ジャンプ公式サイトには尾田さんのほか、鳥山さんがキャラクターデザインなどを手掛けた「ドラゴンクエスト」のゲームデザイナー・堀井雄二さん、漫画家の桂正和さん、岸本斉史さんらの追悼文が掲載されている。公式サイトに掲載された尾田栄一郎さんのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

尾田栄一郎先生

あまりに早すぎます。
空いた穴があまりに大きすぎます。

もう二度と会えないと思うと、悲しみが押し寄せてきます。
子供の頃から憧れすぎていて
初めて名前呼んで貰えた日の事も覚えています。
我々に「友達」という言葉を使ってくれた日の帰り道
岸本さんと盛大にはしゃいだ日も懐かしいです。
最後に交わした会話も覚えています。

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漫画なんて読むとバカになるという時代からバトンを受け取り
大人も子供も漫画を読んで楽しむという時代を作った一人でもあり
漫画ってこんな事もできるんだ
世界に行けるんだ、という夢を見せてくれました。
突き進むヒーローを見ているようでした。

漫画家に限らず
あらゆる業界で活躍するクリエイター達の少年時代に
ドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているでしょう。
その存在は、大樹です。

同じ舞台に立った僕ら世代の漫画家にとって
鳥山作品は近づく程により大きな存在と気づかされました。
怖いくらいに。
でもまた、飄々としたご本人に会えるとただ嬉しい。
僕らは血液レベルで鳥山先生が大好きだから。

鳥山先生の残された創造性豊かな世界に
敬意と感謝を込めて、心よりご冥福をお祈りいたします。

天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように。

尾田栄一郎

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