「不適切にもほどがある!」牢屋越しのキスに反響 純子の時空を超えたラブストーリーに名作とのリンクも
阿部サダヲが主演を務め、宮藤官九郎が脚本を手がけるTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜よる10:00~)の第7話「回収しなきゃダメですか?」が8日に放送。時空を超えたラブストーリーに、純子のキスシーンまで登場し、X(旧Twitter)では視聴者から「キスシーンがエモすぎた」「な、なんてキスシーン!!!」など驚きの声があがった。(ネタバレあり。以下、第7話までの展開に触れています)
令和スタイルの純子がかわいすぎ!「不適切にもほどがある!」第7話フォトギャラリー
2024年にタイムスリップしてしまった1986年に暮らす昭和オヤジ・小川市郎(阿部)が、過去と現在を行き来しながら、コンプライアンス無視の「不適切」発言で令和の空気をかき回す本作。前回放送された第6話では、市郎が一人娘の純子(河合優実)を連れて令和へ。大人に成長した純子の娘・渚(仲里依紗)との、時を超えた母娘対面が描かれた。
第7話では、渚に連れられて令和の美容室を訪れた純子が、美容師のナオキ(岡田将生)と対面。“聖子ちゃんカット”から令和のスタイルに変身を遂げた純子の姿に、Xでは「令和純子かわいい」「令和純子、あまりにかわいい」などの声があがった。
ナオキからデートに誘われた純子は、未来から来たことを隠したまま、東京スカイツリーで夜景を楽しんだり、カラオケで歌いまくったりと令和を満喫。さらにナオキから、週末デートに誘われるが、土曜日には昭和に戻らなくてはならず「そろそろ帰んなくちゃ。楽しすぎてバチあたっちゃう」と返答。そんな純子に「バスで?」「もう会えないってこと?」と尋ねたナオキが、そのまま純子を連れて夜の江ノ島へと繰り出す展開が描かれた。
いい雰囲気のままレストランに立ち寄った二人だが、スマホを落としたことに気がついたナオキは、支払いもできず「終わった」と一言。スマホがないと知り合いの連絡先もわからず、助けを求めることもできない。無銭飲食で捕まりそうになった純子は警察相手に大暴れし、警察署で保護され牢屋に入れられてしまう。
その後、警察から連絡を受けた市郎たちが駆けつけると、牢屋の側に立っていたナオキは「親御さんも来たので」と名残惜しい様子も見せず、素気なく帰ってしまう。
冷淡に見えたナオキの態度だが、昭和に帰った純子は、キヨシ(坂元愛登)から令和の思い出を尋ねられると「スカイツリーも、江ノ島もキレイだったけど、一番良かったのは……」とつぶやき、「牢屋、かな」と笑顔。実は市郎たちが駆けつける前にナオキと牢屋越しにキスを交わしていたことが明かされ、突然のキスシーンにXでは「ろうやの金網越しのキスがエモすぎる」「牢屋越しのキスやば」など視聴者が反応。また、冷たく見えたナオキも純子の素性を知っていたようで、渚に「お母さんにヨロシク(笑)」とメッセージを送る場面が描かれた。
そして今回のエピソードには、純子とナオキの関係やデートの描写など、随所に名作ラブストーリー『ローマの休日』を思わせる描写があり、大物脚本家・エモケンこと江面賢太郎(池田成志)がタイトルに言及する場面も。同作を思い出す視聴者も多かったようで「ローマの休日また見たくなっちゃった」「ローマと牢屋かけてる訳ね~」「ローマ(牢屋)の休日だったのね」といった声もあがった。(西村重人)