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全裸でオスカー授賞式登場のジョン・シナ、罰金の可能性もあった 衝撃サプライズの舞台裏

第96回アカデミー賞

「ジョン・シナ100%」と話題になった授賞式のジョン・シナ
「ジョン・シナ100%」と話題になった授賞式のジョン・シナ - Kevin Winter / Getty Images

 第96回アカデミー賞授賞式(現地時間10日、米・ロサンゼルス)に全裸姿で登場した俳優ジョン・シナのサプライズ演出の舞台裏について、米ABC局のロブ・ミルズ氏がVarietyに明かした。

【画像】安心してください、はいてました!舞台裏のジョン・シナ

 衣装デザイン賞のプレゼンターを務めたシナは、今年で50年が経過した授賞式での“全裸男乱入事件”(1974年、全裸の男が授賞式のステージ後方をVサインしながら横切った)をほうふつさせる衝撃の姿でステージに登場。大事な部分を受賞者発表用の封筒で隠しながら、「衣装……それはとても重要なものです。多分、一番大切なものです」と真剣な表情で務めを果たした。

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 ミルズ氏によると、シナの演出は米連邦通信委員会(放送通信事業の規制・管理する機関)からの罰金や苦情が届く可能性があったという。「局部の膨らみ、お尻の割れ目も映してはいけません」という厳しい条件の中、スタッフはシナが「いかにも裸ではないこと」をハッキリさせる演出を考えていった。

 サプライズの意図と目的を全て明確にしながら、準備を進めたというミルズ氏。「彼をケン人形のように見せました。お尻の割れ目も隠していますし、(股間を隠す)封筒は面ファスナーで絶対に落ちないようになっています。それ以外は“全裸”です」とシナのトリックを明かした。

 リハーサルはクローズドで行われたそうで、「みんなヒヤヒヤしていました」とミルズ氏。結果的にサプライズは大成功となり、シナは今年の授賞式の顔となった。「みんなが納得できるところに着地できたと思います。コメディーに妥協はしませんでした。法務部門が喜びそうなタイトな白ブリーフで、シナを送り出さずに済んだことに感謝しています」と振り返っている。(編集部・倉本拓弥)

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