マイケル・キートン、『モービウス』でバルチャーに何が起きたのか全く理解していなかった

　マーベル映画『モービウス』（2022）にエイドリアン・トゥームス／バルチャー役で出演したマイケル・キートンは、同作で自分のキャラクターに何が起きたのか、今も全く理解していないという。キートンがポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」で語った。（以下、『モービウス』おまけシーンの内容を含みます）

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　マイケル演じるバルチャーはもともと、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）映画『スパイダーマン：ホームカミング』（2017）に登場した悪役だった。『モービウス』のおまけシーンでは、MCUからソニーが展開するSSU（ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース）にやってきたバルチャーが、マイケル・モービウス博士（ジャレッド・レト）に接触する内容が描かれた。

　SSUの今後の展開を匂わせるシーンだが、二人が出会った経緯やバルチャーの言葉の意味など、ユニバース間において辻褄が合わない部分が多かった。ポッドキャスト番組で、「バルチャーに何が起きたのか理解しているか？」と問われたマイケルは「NO」と即答。「全くわからない。ゼロだ。彼ら（スタッフ）は『OK』と言ったが、あまり説明できていなかった。私も彼らが何を言っているのか、登場人物たちが一体誰なのかわかっていない。彼らは『これからこんなことが起こる』と先を見据えているようだったが、私は『わかった。とにかくやってみる』という感じだった」とわけもわからず撮影していたことを明かした。

　ちなみに、メガホンを取ったダニエル・エスピノーサ監督は映画公開時、モービウスとバルチャーの関係性について、シニスター・シックス（スパイダーマンの悪役で結成されたチーム）やサンダーボルツ（マーベルの最強アンチヒーロー集団、MCU映画として2025年7月に映画化）の可能性が考えられると、シネマトゥデイのインタビューで語っていた。（編集部・倉本拓弥）