トム・ホランド主演「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役女優に誹謗中傷「最低な人種差別」
映画『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが主演する舞台「ロミオ&ジュリエット」のキャスト陣が先月末に発表され、ジュリエット役のフランチェスカ・アメウダ・リヴァーズが人種差別的な誹謗中傷を受けている。これについて主宰劇団ジェイミー・ロイド・カンパニーが声明を発表した。
「われわれの『ロミオ&ジュリエット』のキャスト発表後、インターネット上で、メンバーの一人に対して最低な人種差別が集中砲火のように行われています。そのようなことはやめなくてはなりません。われわれは優れたアーティストのグループと仕事をしています。彼らにはネット上の嫌がらせを受けることなしに、作品を作る自由があります。われわれは全力で、カンパニーの全員をサポートし、守り続けます。いかなる中傷も容認されず、通報されます。オンライン上でも、わたしたちの業界でも、さらに広範囲にわたるコミュニティでも、いじめや嫌がらせは許されません」
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を、気鋭の演出家ジェイミー・ロイドが新たに舞台化する本作。ロミオ役を務めるトムにとっては、少年時代に出演したミュージカル「ビリー・エリオット」以来の舞台出演となる。フランチェスカはBBCのドラマ「バッド・エデュケーション(原題) / Bad Education」への出演で知られる女優だ。舞台はイギリスのデューク・オブ・ヨーク・シアターで5月に開幕予定。(編集部・市川遥)