日曜劇場「アンチヒーロー」主題歌はmilet 「鬼滅の刃」作曲家・梶浦由記がメインテーマ担当
長谷川博己が主演を務める日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系・4月14日午後9時スタート)の主題歌が、miletの書き下ろし新曲「hanataba」に決定した。あわせて、アニメ「鬼滅の刃」の劇伴を手掛ける作曲家・梶浦由記が、ドラマのメインテーマを担当することが明らかになった。
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本作は、殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士(長谷川)の姿を通して、「正義の反対は、本当に悪なのだろうか……?」を視聴者に問いかけていく逆転パラドックスエンターテインメント。主演の長谷川をはじめ、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎、岩田剛典ら豪華キャストが名を連ねる。
NHK紅白歌合戦へ4年連続で出演を果たすなど、デビュー5周年を迎えてさらに勢いを増すmiletは、本作で初めてTBSドラマの主題歌を担当する。本作のために書き下ろされた「hanataba」は、小さな希望を抱き締めながら歌うエモーショナルなナンバーに仕上がっている。
メインテーマを手掛ける梶浦は、「鬼滅の刃」シリーズや「ソードアート・オンライン」シリーズの劇伴を手掛け、海外でも高い評価を得ている。民放ドラマのメインテーマを担当するのは本作が初めて。主題歌とメインテーマの音源は、初回放送内で初披露となる。
milet、梶浦、飯田和孝プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
milet
「アンチヒーロー」の世界の中で歌えることをとても光栄に、うれしく思いました。主題歌のお話をいただき、アンチな弁護士が主人公とお聞きしてすぐ興味が湧き、食い入るように脚本を読み進めていました。人間の深いところにある、生々しく醜い部分まで曝け出されるストーリーに、私も自分の心の扉を大きく開いて立ち向かおうと決め、主題歌を書かせていただきました。人間が作り出した法を犯すのも人間、それを裁くのもまた人間。全ての人の中に強さと弱さが共存しているように、正義と悪も共存している。その正義と悪の形が例え歪だとしても、小さな希望の光を守るために生きる主人公を、この人の内側をもっともっと知りたいと思いました。正義も悪も、自分にとって大切なものを前にすると形が変わってしまうことがあります。そもそも、正しさと正義ってイコールなのか。そして守りたいものを守るための強さに必要なものは愛なのか、正しさなのか。自分本位な愛や正しさのあり方を今一度見つめながら曲を書きました。「アンチヒーロー」という作品の中で咲く「hanataba」も、とても楽しみです。
梶浦由記
今回このお話をいただき最初に脚本を読ませていただいたのですが、まず脚本がすごく面白く、どんどん続きが読みたくなる内容で、本当に音楽を作るのが楽しくて仕方ありませんでした。音楽は、私が思っていたよりも「もっと派手にやってしまっていいですよ」とドラマのプロデューサーからも言われたので、こんなにやってしまって大丈夫なのかと思うくらい派手に作らせていただきました。キャストの皆さんの演技と、音楽のコラボレーションがどういうものになるのか、今からすごく楽しみでもありドキドキしています。ドラマと一緒に音楽も楽しんでいただけるととてもうれしいです。
飯田和孝プロデューサー
「登場人物が心の奥底に抱いている本当の感情は?」「抱えている境遇って一体?」「遂げたい目的って何?」「アンチヒーロー」のストーリーを作りながら、視聴者の皆様にはこんなことを想像しながらドラマを楽しんでほしいなと考えていました。miletさんから発せられる繊細で力強い言葉の連なりと、一瞬にして独特の世界観を生み出し包み込んでしまう梶浦さんの音は、「アンチヒーロー」を完成するために、どうしても欠かせない要素と思い、オファーさせていただきました。そして今回、お二人とも初めてのTBSドラマに、素晴らしい楽曲を届けてくださいました。miletさんの「hanataba」は、登場人物の言葉にできない声や秘められた感情を代弁し、梶浦さんのメインテーマは、何が真実かわからない中でもがいている人間たちの叫びを、湧き上がるマグマのように奏でてくださっています。お二人の音を全身で感じていただければ、「アンチヒーロー」の中で生きる人物が、より深く、愛おしく見えてくると思います。日曜よる9時からの放送で、音源解禁になります。是非、お楽しみに!