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横浜流星、吉沢亮の親友でありライバル役 『国宝』で李相日監督と再タッグ

吉沢亮と共演する横浜流星
吉沢亮と共演する横浜流星

 俳優の横浜流星が、作家・吉田修一の長編小説を吉沢亮主演で映画化する『国宝』(2025年公開)に出演することが明らかになった。メガホンを取る李相日監督とは、『流浪の月』(2021)以来の再タッグとなる。

【画像】キックボクサー役で10キロ増量した横浜流星

 「国宝」は、吉田が作家生活20周年記念作品として4年の歳月をかけて書き上げた上下巻800ページを超える大作。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた主人公・喜久雄が、命を賭けてもなお、見果てぬ夢を追い求めていく。

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 2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の主演も控える横浜が演じるのは、名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた御曹司・大垣俊介。任侠の一門に生まれた主人公・喜久雄(吉沢)と、喜久雄が引き取られた家の跡取り息子である俊介が、親友となり共に芸を磨いてスターダムを駆け上がる。名門の血を引く俊介と、芸でのし上がる喜久雄。二人のライバル関係も、映画の見どころとなる。

 横浜も吉沢と同じく、踊りの経験がなかったため、昨年3月から稽古を始めており、他の仕事の合間を縫って休むことなく稽古に励み、自宅での自主練習も欠かさず取り組んでいる。昨年12月には、吉沢と初めて舞踊を披露し、息のあった二人の舞にスタッフ全員は驚がくしたという。

 出演にあたり、横浜は「目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います」と意気込んでいる。

 横浜と李監督のコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

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横浜流星

李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。
目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力を一人でも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。

李相日監督

ひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませたが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。

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