古田新太、松本幸四郎と「鬼平犯科帳」で17年ぶり共演 松本の鬼平は「一番色っぽい」
十代目・松本幸四郎を主演に迎え、時代小説の大家・池波正太郎の代表作を再び映像化する「鬼平犯科帳」の連続シリーズ2作品「でくの十蔵」「血頭の丹兵衛」のメインビジュアルが公開。さらに、松本と親交が深く、盗賊・血頭の丹兵衛役で17年ぶりに共演する、古田新太からコメントも寄せられた。
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「鬼平犯科帳」は、江戸時代後期、悪党どもから“鬼の平蔵”と恐れられた火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の捕物(罪人の捕縛)を軸に、濃厚な人間ドラマを描いた作品。今回のシリーズでは、「鬼平犯科帳」のSEASON1と銘打ち、テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」、劇場版『鬼平犯科帳 血闘』(5月10日公開)、そして連続シリーズ「でくの十蔵」「血頭の丹兵衛」として映像化した。
メインビジュアルは、松本幸四郎ふんする鬼平を中心に、「でくの十蔵」から、物語のカギを握る同心・小野十蔵役の柄本時生や、十蔵がひそかに想いを寄せることになる女性・おふじ役の藤野涼子、そんな二人を追い詰めていく盗賊・小川や梅吉役の波岡一喜が登場。
また「血頭の丹兵衛」からは、“殺さず、犯さず、貧しきからは盗まず”を信条とする本格派の盗賊の頭、血頭の丹兵衛役の古田新太、その手下である小房の粂八役の和田聰宏、さらに稀代の大盗賊・蓑火の喜之助役の橋爪功が顔を揃え、のSEASON1の最後を飾る豪華キャストが勢揃いしている。
松本は、市川染五郎時代から数々の「劇団☆新感線」舞台に出演し、看板俳優の古田とも親交を深めてきた仲。古田とは今回、「朧の森に棲む鬼」(2007)以来17年ぶりの共演になる。「本作では、平蔵がただの“鬼”ではなく、優しさがつまった、人間として魅力ある平蔵を感じられる作品になっています。前2作品とは違ったカラーの作品になっているので、是非平蔵の生き様を感じて欲しいと思います」という松本は、「そして何よりも古田さんとの共演がとても楽しみで、殺陣については自分が憧れる方なので、平蔵として相対することができてとても嬉しかったです」と古田との共演についてコメント。
また古田は「オイラはもともと池波正太郎のファンで、作品の魅力は裏社会でも正義を貫く人達が描かれていることだと思っています。長谷川平蔵役の松本幸四郎さんとは、今でも“染ちゃん”と呼ぶくらい旧知の仲で、今回の長谷川平蔵は、今までで一番色っぽいですかね。かっこいい染ちゃんを是非ご覧ください!」と松本の鬼平を絶賛している。(編集部・入倉功一)
連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」は時代劇専門チャンネルにて6月8日(土)よる7時、「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」は7月6日(土)よる7時テレビ初放送