「ドンブラザーズ」9人集合で最後のアバターチェンジ 樋口幸平「これから先もずっと愛して」
Vシネクスト2本立て『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』のドンブラザーズナイトが16日、新宿バルト9で行われ、メインキャスト9名(樋口幸平、別府由来、 志田こはく、柊太朗、鈴木浩文、石川雷蔵、宮崎あみさ、タカハシシンノスケ、富永勇也)全員が集結し、ドンブラザーズとしての最後のイベントを盛り上げた。イベントには、同作のアシスタントプロデューサーを務めた松浦大悟がMCとして参加した。
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スーパー戦隊「VSシリーズ」初の2本立てとして製作された本作。「王様戦隊キングオージャー」「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」がコラボレーションする『キングオージャーVSドンブラザーズ』では、紆余曲折あり全員死亡した両戦隊のメンバーが、死の国ハーカバーカで対峙するさまが描かれる。
メンバー9人が久々に全員揃った今回のイベント。主人公・桃井タロウ/ドンモモタロウを演じた樋口は「久しぶりに楽しんだお祭りが開ければと思いますので、皆さんぜひ楽しんでください!」とあいさつし、「これで、お前たちとも縁ができたな」とタロウのお決まりの台詞を披露する。また、映画公開まで出演情報が伏せられていたソノイ役の富永も「FLT(ファイナルライブツアー)ぶり、1年ぶり?! に9人集まってうれしいです」と喜びをあらわにした。
「ドンブラザーズ」放送終了から1年。雉野つよし/キジブラザー役の鈴木は「やってよかったことしかない!」と言い切ると、「子供たちからお手紙もらうことって、他の俳優だったらなかなかないから嬉しかった。拙い文字で“雉野へ”って書いてあるんだよ」と嬉しそうにコメント。鬼頭はるか/オニシスター役の志田は、現在教習所に通っていることを明かすも、はるかの下手な運転がテレビシリーズで描かれていたため、メンバーは「えっ、大丈夫?」と心配な様子。志田も「教習員の方に(はるか役であることが)バレてしまってヘルメット大丈夫ですか? って(笑)私の運転、はるかに近いです。大丈夫かな……」とぶっちゃけ、会場の笑いを誘った。
「ドンブラザーズ」を経て、メンバーはそれぞれ新たな作品に出演している。犬塚翼/イヌブラザー役の柊太朗は、シン・時代劇ドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(テレビ朝日系列)に原田左之助役として出演しており、「今の役と真逆で差を感じています。(犬塚翼の)クールな役をやってたから、ギャップでテンション高い役をやるのも楽しいな! って」と充実感をにじませる。また、ソノニ役の宮崎は先日、TTFC(東映特撮ファンクラブ)で配信される「特捜戦隊デカレンジャーwithトンボオージャー」に、晴月天/デカピンクその2役で出演することが発表されたばかりで、「ついにピンクになれました! ソノニじゃないですが見ていただけると嬉しいです」とアピールしていた。
イベント内では、メンバー9人がアバターチェンジを生披露するなど、会場に集まった「ドンブラザーズ」ファンは大盛り上がり。1年間座長を務めた樋口は、最後に「このドンブラザーズのキャストのみんなとこうして、みんなの前に立ったりするのは、今日で最後になってしまうと思いますが何年経ってもこうして皆さんが来てくれたり、この作品を愛していてくれるのが、ずっと俳優としてスーパー戦隊が終わってからもずっと伝わっているし、それはこれから先も届いているので、ドンブラザーズをこれから先もずっと愛してくれると嬉しいなと思います」とあいさつ。「そして、僕らがまたドンブラザーズとして皆さんの前に立てるようにこれからも応援していただけたらと思います。皆さん、本当に本当にありがとうございました」と締めくくった。(編集部・倉本拓弥)
Vシネクスト2本立て『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』は新宿バルト9ほか期間限定上映中/Blu-ray&DVDは10月9日発売