『ワイルド・スピード』完結作で方向転換へ ユニバーサル会長が示唆
『ワイルド・スピード』シリーズ完結作となる第11弾では、舞台をロサンゼルスの街に戻して、方向転換を考えているという。 米ユニバーサル映画・テレビ部門トップのドナ・ラングレーがVarietyに明かした。
『ワイスピ』の原点である1作目(2001)は、若者たちが大金を賭けたストリート・レースに熱狂するロサンゼルスを舞台に、潜入捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)と天才ドライバー・ドミニク(ヴィン・ディーゼル)の友情を描く物語だった。続編が制作されるにつれて、ドミニクを筆頭とする“ファミリー”主軸の物語となり、命知らずのファミリーが世界を股にかけた任務に挑むアクションシリーズへと成長していった。
25年の歴史に幕を下す完結作について、ラングレー会長は「次はどこへ向かうのか、それが質問ですよね」と切り出し、「私たちは(シリーズを)ロサンゼルスの街に戻して、方向転換をするかもしません」とコメント。ストーリーに関しても「より親密なものになるかも」と原点に立ち返ったフィナーレになる可能性があることを示唆した。
前作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に続いて第11弾のメガホンを取る予定のルイ・ルテリエ監督によると、映画は来年初頭に撮影し、1作目からちょうど25年となる2026年6月に全米公開を予定しているという。また、同作のほか、ドウェイン・ジョンソン演じるホブスが主役となるスピンオフ映画の製作も予定されている。(編集部・倉本拓弥)