「攻殻機動隊」新作テレビアニメ2026年放送決定 制作は『犬王』サイエンスSARU
25日、士郎正宗によるサイバーパンクSFの金字塔「攻殻機動隊」の新作テレビアニメシリーズが制作されることが発表された。2026年の放送を予定しており、アニメーション制作は『犬王』や「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが担当。発表に合わせて、特報映像とティザービジュアルも公開された。
「攻殻機動隊」は、人々の意思が“電脳”につながれた近未来を舞台に、国家をゆるがす電脳犯罪に立ち向かう全身義体のサイボーグ・草薙素子(くさなぎ もとこ)率いる攻性の組織、公安9課の活躍を描くSFシリーズ。士郎が1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」(講談社)で原作を発表して以来、押井守監督による劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995)をはじめ、実写版やフル3DCGアニメなど様々な作品が発表されてきた。
新作テレビシリーズのティザービジュアルには、主人公・草薙素子とAI搭載型思考戦車・フチコマが描かれた原作コミックイラストを使用。特報映像でも原作コミックの象徴的な場面が点描されており、「攻殻機動隊」の原点を感じさせる仕上がりとなっている。
また新作アニメの発表とともに、原作が35周年を迎えた士郎正宗による史上最大規模の原画展「士郎正宗の世界(仮)」の開催も発表された。同イベントは、開催地となる世田谷文学館(東京都世田谷区)の開館30周年を記念して、2025年春に開催予定となっている。(編集部・入倉功一)