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ふてほど、虎に翼…日曜劇場「アンチヒーロー」でまさかのリンク 野村萬斎が「はて?」

画像は「アンチヒーロー」第7話より
画像は「アンチヒーロー」第7話より - (c)TBS

 26日に放送された日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系・毎週日曜午後9時~)第7話では、同局の人気ドラマ「不適切にもほどがある!」や、現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」を連想させるシーンが登場し、視聴者の間で話題になっている。(以下、第7話のネタバレを含みます)

【画像】緋山の前に現れたのは…「アンチヒーロー」第7話(ネタバレあり)

 「アンチヒーロー」は、殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川博己)の姿を通して、視聴者に「正義の反対は、本当に悪なのだろうか……?」を問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。第7話では、政界の大物とつながる判事・瀬古成美(神野三鈴)の弾劾裁判、彼女が裁判長を務めた12年前の「糸井一家殺人事件」の再審に向けた動きが描かれた。

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 第7話冒頭、明墨は瀬古判事が大物政治家とつながる証拠を入手するべく、瀬古判事が出席する日本経済法務会に潜入した。「奇遇ですね」と話しかけてきた秋墨に対して、瀬古判事は「前にも言ったはずよ。担当事件の裁判官への故意の接触はNG。不適切にもほどがある」と注意する。奇しくも「不適切にもほどがある」は、阿部サダヲ主演で今年1月期に放送された金曜ドラマのタイトルと同じで、「今、ふてほどって言った?」「まさかのぶっ込み?」と気になる視聴者が続出した。

 さらに、弾劾裁判の訴追請求が受理されたことを知った瀬古判事は、検事正・伊達原泰輔(野村萬斎)のもとを訪れ、訴追請求の撤回を手引きするように相談を持ちかける。責任を逃れようとする伊達原検事正に対して、瀬古判事が「あなたがこの道に引きずりこんだんでしょ。渡しに政治家たちを紹介したのも、渡された賄賂を受け取るように促したのも」と迫ると、伊達原検事正は「はて?」ととぼけた顔で返答した。

 「はて?」は、朝ドラ「虎に翼」の主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)が疑問を抱いた時に口にするフレーズでもある。 「アンチヒーロー」「虎に翼」は共に司法を題材にしたドラマであり、 「アンチヒーロー」のメインキャストである岩田剛典(緋山啓太役)は、「虎に翼」にも花岡悟役で出演している。

 ちなみに、過去のドラマを彷彿させるセリフが登場したのは、今回が初めてではない。第2話では、明墨が「日本の刑事事件における裁判の有罪確率は99.9%。これはドラマでも言ってましたよね」と松本潤が主演を務めた日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」(2016年~2018)を引用するセリフを発していた。(編集部・倉本拓弥)

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