「虎に翼」轟の花岡への思いが…悲痛な叫びに衝撃【ネタバレ】
伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)の第51回が10日に放送され、轟(戸塚純貴)の知られざる思いが明らかになった。
【画像】轟(戸塚純貴)&よね(土居志央梨)バディが爆誕!第51回振り返り
地元・佐賀にいるときから花岡(岩田剛典)と切磋琢磨してきた轟。この日の放送で大学の同期・よね(土居志央梨)と再会し、よねに「ほれてたんだろ、花岡に」と聞かれたことから、苦しい胸の内を明かした。
法を守って闇取引には手を出さず、栄養失調で倒れ餓死した花岡。轟は「俺にもよくわからない」とよねの問いに答えながらも、花岡がいなかったら弁護士を目指していなかったこと、明律大学で共に学べると知った時の喜びのほか「あの戦争のさなか、あいつが判事になって、兵隊に取られずに済むと思うとうれしかった」「あいつのいる日本へ生きて帰りたいと思えた」と泣きながら悲痛な思いを吐露した。
ずっと前から花岡を知り、「真面目で優しくて不器用がすぎる花岡ならばやりかねんと、あいつらしいと」と花岡の死に対して声を振り絞り、悲しみに暮れる轟。知られざる胸中がよねの優しい洞察によって明らかとなり、「朝から号泣」「よねさんに話せてよかった」と驚きと共に感動が広がった。
朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナル作品。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に道なき道を切り開き、苦境に立たされた人たちを救うために奔走する姿を描く。脚本は吉田恵里香。主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」で、語りを尾野真千子が担当する。(清水一)