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主演はだれ?吉岡里帆、山田孝之ら共演で描く死刑囚の逃亡劇『正体』11月公開決定!

『正体』ティザービジュアル
『正体』ティザービジュアル - (C)2024 映画「正体」製作委員会

 横溝正史ミステリ大賞出身の作家・染井為人による傑作小説「正体」を、『余命10年』などの藤井道人監督が実写映画化した『正体』が、11月29日に公開されることが決定し、吉岡里帆森本慎太郎山田杏奈山田孝之ら、主演以外の4人のメインキャストが発表。併せて、超特報映像とティザービジュアルも公開された。

【動画】映画『正体』超特報映像

 本作は、変装と潜伏を繰り返しながら日本中を駆け巡る死刑囚・鏑木の488日間におよぶ逃走劇の様子を追う逃亡サスペンス・エンタテインメント。殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木(未発表・主演)が脱走し、彼を追う刑事の又貫(山田)は、日本各地で鏑木と出会った沙耶香(吉岡)、和也(森本)、舞(山田杏奈)を取り調べることに。だが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった……。2022年には亀梨和也主演でドラマ化もされている。

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 主演の“正体”は不明のまま、ほかのメインキャストが発表という異例の本作。東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づくも彼の無実を信じるという女性・沙耶香を吉岡が、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働き鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う男・和也を森本が、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱く舞を山田杏奈が、そして、鏑木を追う刑事の又貫を山田孝之が演じる。

 公開された超特報映像では、脱走する鏑木の後ろ姿から始まり、取り調べを受ける3人の思い、そして刑事・又貫からの「気付かなかったんですか 彼の正体に」という一言と共に、見事な変装を繰り返す鏑木の後ろ姿が映し出される。最後は険しい表情で拳銃を向ける又貫と、さまざまな局面を逃げ切ってきたであろう鏑木の必死な背中で締めくくられており、その“正体”が気にならずにはいられない映像となっている。

 また、併せて公開されたティザービジュアルは、逃走する鏑木の後ろ姿が中心に据えられ、その周りを追う、信じる、疑う、恋するというそれぞれの表情をした鏑木を知る4人が囲むデザインに。タイトルの『正体』の大きな文字が作品を物語っており、近日明かされるという主人公・鏑木の“正体”を予想したくなる1枚となっている。(高橋理久)

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キャスト、監督、原作者のコメント全文は以下の通り。

吉岡里帆(沙耶香 役)

偶然出会い、好きになって、大事に想って、ずっと一緒にいられたらなと思えた人が連続殺人鬼かもしれないと知ってしまったら...人生で絶対に起こって欲しくない悪夢みたいな状況。自分だったらどう思って、その人の言葉をどのくらい信じる事が出来るんだろう...お話を頂いてから撮影が終わるまでずっとそのことを考えていました。
藤井道人監督の丁寧な導きや、柔らかな感性と思考回路に背中を押されて私自身も踏ん張りながら目を逸らさず本と向き合うことが出来ました。スタッフの皆様もあの過酷な現場をプロフェッショナルな技術と精神力で走られていてとてもカッコ良い精鋭部隊だなと思いました。私自身も皆様に早く作品を見て頂きたいです!

<未解禁の主演・主人公について>
今作で正体を暴かれる青年は優しくて純粋で脆くて悲しい。どこか放っておけないような存在です(もちろん私が演じた沙耶香目線から見れば)。そんな彼が命をかけて自分の人生と向き合う姿は、自分なんてと生きていく力の燈が揺らいでいる人にほんの少しの前向きさや明日もう一度頑張ってみる意思、そんな力を贈るのではないかと思いました。

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森本慎太郎(和也 役)

初めての藤井組への参加でとても緊張していましたが、皆さんの作品に対する向き合い方や監督への信頼度など、何もかもがとても刺激的に感じられ、ずっと勉強していたいと思える現場でした。そして、楽しく充実した時間を過ごせました。藤井監督にアドバイスしてもらいながら試行錯誤して撮影していき、表現の幅が広がった気がしますし、自分が知らなかった新しい自分を監督が見せてくれたと思っています。
藤井組に参加して得た経験が今後の役者人生にたくさん影響していくだろうなと思います。

<未解禁の主演・主人公について>
主演の“彼”との現場はとても楽しく、でもどこか掴めない存在でした。そこが劇中と重なり、芝居だけでなく現場での会話からとても引っ張っていただきました。現場での見た目は本当に誰なんだろうというくらい別人で、その街の雰囲気に溶けこんでいて、ここまで役が入るとなにもかも変わってしまうのかと、尊敬しました。座長としての立ち振る舞いや役者としての凄さを目の当たりにして、共演できたことがとても嬉しかったです。

山田杏奈(舞 役)

人間らしく、素直な感情の機微を描くなかで舞が鏑木と出会いどのように変わっていくか、また鏑木になにかしらの影響を与えられたのか。 日々目の前で起こることの一つ一つを新鮮に受け止めながらすごく楽しく演じさせていただきました。藤井組にはいつか参加したいという思いがずっとあったのでお話をいただいた時すごく嬉しかったです。 藤井さんから舞は視聴する側にとても近い。 鏑木の事件をテレビの中の話として変わらない日常を過ごしていた「普通の子」としての素直な思いであったり、それが一転他人事ではなく当事者になったときの戸惑いや様々な感情を表現してもらえたらという旨のことをお話しいただいてました。 感情に寄り添って話を聞いてくださって芝居と役にじっくりと時間をかけて真摯に
向き合わせていただけたとても贅沢な撮影期間でした。

<未解禁の主演・主人公について>
ご一緒するのは今回が初めてだったのですが、 役と共に苦しみ葛藤する、喜ぶ姿にとても実直な方なのだなという印象を受けました。 鏑木に出会ったひとりとして、役としても影響を受けました。そしてなによりご本人の直向きさとそのまなざしにすごく救われていました。

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山田孝之(刑事・又貫 役)

信じる事の大切さ。信じる事の危うさ。疑う事の大切さ。疑う事の恐ろしさ。信じる事とは、疑う事とはなんなのかを己に問いかけてほしい。常に。

藤井道人(監督)

映画『デイアンドナイト』でプロデューサーだったときからずっと目標だった山田孝之さんとの作品作りは、僕の映画人生の中でも特別な時間でした。
尋常ではない緊張感の中で役を生きる山田孝之という怪物の本質に出会えたことに感謝しています。
そして、ずっと念願だった吉岡里帆さん、山田杏奈さんとの刺激的な撮影の日々。
森本慎太郎さんという新しい才能との出会い。
その魅力の全てをこの『正体』に込めることが出来ました。
主演俳優の解禁とともに、映画『正体』を楽しみにしていてください。

染井為人(原作)

まずは拙作の映画化につき、多くの皆様からご尽力を賜りましたこと、心より感謝を申し上げます。
出合い頭で作家になった男の小さな妄想が、こうして大きなプロジェクトに変貌するのですから、わからないものです。
作中の言葉を借りれば「人生とは不可解なもの」なのでしょう。
さて、監督の藤井道人さんと主演の俳優さんとは、クランクイン前から連絡を取り合いました。
その際に御二方の『正体』に対するリスペクト、そして並々ならぬ覚悟を感じ、これは必ずやいい映画になるであろうと確信いたしました。
はたしてどんな『正体』がスクリーンに描かれるのか、期待に胸を膨らませ公開を待ちたいと思います。

映画『正体』超特報 【11.29(Fri)全国公開 】 » 動画の詳細
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