神木隆之介が日曜劇場初主演 「アンナチュラル」「MIU404」チームによる完全オリジナル作品、10月スタート
俳優の神木隆之介が、10月期放送のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」で主演を務めることが決定した。神木が同枠で主演を務めるのは、本作が初めて。同局の人気ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」を生み出した野木亜紀子(脚本)、塚原あゆ子(監督)、新井順子(プロデューサー)の強力チームが再集結した完全オリジナル作品となり、昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ、70年にわたる愛と青春と友情、家族の壮大な物語を描き出す。
舞台は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった、家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントが誕生する。制作にはNBC長崎放送が協力しており、長崎県の壮大なロケーションを活かした映像美も見どころとなる。
芸歴28年の神木は昨年、NHK連続テレビ小説「らんまん」や、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した映画『ゴジラ-1.0』で主演を務めるなど、日本を代表する俳優として飛躍し続けている。民放での連ドラ主演は2011年放送の「11人もいる!」以来13年ぶり。「お話をいただいたときは、自分では実力不足なんじゃないかと思いましたが、野木さん、塚原さん、新井さんはじめ、心強いスタッフ・キャストの皆様がいてくださるので、皆様に頼りつつ、未熟ながらも精一杯演じ切りたいと思っております」と意気込んでいる。
稀代のヒットメーカーである野木、塚原監督、新井プロデュサーの3人は、金曜ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」を大ヒットに導き、同作品と同じ世界線上で物語が展開するシェアード・ユニバース映画『ラストマイル』(8月23日全国公開)も控えている。「海に眠るダイヤモンド」は、このチームによる初の日曜劇場作品となり、これまでの作品とは一味違う、見る人の心を温める作品となっている。
発表にあたり、新井プロデューサーは「野木さんと塚原監督とは金曜ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の連続ドラマ2作を一緒に制作しました。次は同じチームで日曜劇場に挑戦したい! 挑戦するからには愛と青春と友情、そして家族をテーマにした壮大な物語を作りたいと話していたことがついに形になり、発表できたことをうれしく思います」と野木と塚原監督との再タッグを喜ぶ。
1年前から話し合いを進めるなかで、主人公は「神木さんがいい!」と満場一致だったという。新井プロデューサーは「ご本人にお会いして想いを伝えたところ、快く引き受けていただくことができました。神木さんのもつ柔らかい雰囲気と力強い演技、野木さんの練り上げられた脚本、塚原監督の繊細で美しい演出。すべてが混ざりあった瞬間に、新しい世界が広がるに違いないとワクワクしています。素敵なキャストと信頼するチームとともに、連続ドラマだからこそ紡げる物語をお届けできればと思っています」と期待を寄せた。(編集部・倉本拓弥)