『ヒックとドラゴン』監督最新作 ベストセラー児童書を映画化『野生の島のロズ』2025年日本公開
『ヒックとドラゴン』(2010)、『リロ&スティッチ』(2002)などのクリス・サンダースが監督・脚本を手掛ける、ドリームワークス・アニメーション最新作『THE WILD ROBOT(原題)』(全米公開9月27日)が、『野生の島のロズ』 の邦題で2025年2月7日より日本公開されることが決定し、特報映像と場面写真が公開された。
本作は、無人島で起動した最新型アシスト・ロボが、島の動物から生きる術を学び、危機を乗り越えていく物語。嵐の夜、ある島に漂着した箱に入っていた最新型ロボットの「ROZZUM(ロッザム)7134」ことロズ。ひょんなことから起動したロズは命令を求めて歩き出すが、そこは人のいない無人島。島の動物たちからは“怪物”呼ばわりされ、過酷な野生の島をあてもなくさまようロズだったが、ひとつの小さな出会いをきっかけに、思いもよらない変化の兆しが現れ始める。
原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる著書「野生のロボット」シリーズ。2016年に出版され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得したほか、チルドレンズ・チョイス・アワードの年間最優秀イラストレーター賞や、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞等を含む数多くの文学賞を受賞した傑作童話をアニメ化した。
特報映像に映し出される絵画のように美しい島の自然描写について、サンダース監督は「古くは『バンビ』のタイラス・ウォンの絵や、『となりのトトロ』を始めとした宮崎駿監督作品に登場する森に至るまで、様々なものを参考にしました」と明かしている。あわせて公開された場面写真は、ロズの周りを無数の蝶が舞い上がるカット。繊細かつ美しい無数の蝶とロズのビジュアルが、『シュレック』『ボス・ベイビー』シリーズなどに続くドリームワークス・アニメーションの新たな代表作の誕生を期待させる。(編集部・入倉功一)
映画『野生の島のロズ』は2025年2月7日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで日本公開