【一部ネタバレ】『デッドプール&ウルヴァリン』大興奮のオープニング秘話 キレ良すぎな“アレ”、名称が明らかに
マーベル・スタジオ最新作『デッドプール&ウルヴァリン』(全国公開中)を手がけたショーン・レヴィ監督が、韓国・ソウルでインタビューに応じ、大反響を呼んでいるオープニングシーンについて語った。(以下、映画冒頭のネタバレを一部を含みます)
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本作は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)入りを果たしたマーベル屈指の破天荒ヒーロー・デッドプール(ライアン・レイノルズ)と『X-MEN』シリーズの人気キャラクター・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)とタッグを組み、世界の命運をかけたミッションに挑むアクション。MCUにまつわる小ネタはもちろん、旧20世紀フォックス時代のヒーローたちに敬意を払ったサプライズも話題になっている。
映画冒頭では、デッドプールが『LOGAN/ローガン』(2017)で壮絶な最期を遂げたウルヴァリンの亡骸を掘り起こし、TVA(時間変異取締局)からの追手をウルヴァリンの骨で倒していく大興奮のアクションシーンが登場。バックでは、ジャスティン・ティンバーレイクも所属していた男性アイドルグループ「イン・シンク('N SYNC)」の楽曲「Bye Bye Bye」が流れ、デッドプールが同曲の振り付けを完コピしたキレのあるダンスを披露している。
レヴィ監督曰く、このダンスには「ダンスプール(Dancepool)」という名称が付けられているという。さらに驚くべきは、冒頭で踊っているデッドプールは主演のライアンではないことだ。「ライアンの踊りが下手というわけではありません。『デッドプール&ウルヴァリン』のオープニングダンスでは、ライアン以上のスキルが求められました。あのシーンは純粋な喜び、暴力、楽曲が含まれています。ダンスプールには、高いレベルが要求されました」
では、ダンスプールは誰がパフォーマンスしていたのか? その正体は、プロダンサーのニック・ポーリーだ。ミュージカルコメディー映画『ザ・プロム』(2020)をはじめ、ケイティ・ペリーの楽曲「Chained To The Rhythm」のMVにも出演している。
ポーリーは、映画が全米公開された翌日の現地時間27日にInstagramを更新し、自身がダンスプールの中の人であることを公表している。冒頭のダンスは振り付けとフリースタイルの組み合わせだったといい、ポールは「あのシーンを改めて見ると、とても面白いね。『(自分がどうやって踊っていたのか)ようやく思い出した!』という気分になったよ」と振り返っている。ちなみに、彼のInstagramには「Bye Bye Bye」を劇中さながらのキレで踊るダンス動画も投稿されている。(取材・文:編集部・倉本拓弥)