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毒グモがアパートで大量繁殖…フランス発パニックホラー『スパイダー/増殖』日本公開

『スパイダー/増殖』ティザーポスタービジュアル
『スパイダー/増殖』ティザーポスタービジュアル - (C)2023 MY BOX FILMS - TANDEM All Rights Reserved

 脱走した毒グモが大量に繁殖したアパートで起きる惨劇を描いた、フランス発パニックホラー『スパイダー/増殖』(原題:Vermines)が、11月1日より日本公開されることが決定した。

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 パリ郊外の団地で暮らすエキゾチックアニマル愛好家、カレブ(テオ・クリスティーヌ)が手に入れた毒クモが部屋から脱走。その後、同じアパートの住人が原因不明の死を遂げると、警察は謎のウィルスが発生していると判断し、建物は封鎖され住民たちは閉じ込められてしまう。しかしその裏で、カレブの毒グモは猛スピードで繁殖していて……。

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 新鋭セヴァスチャン・ヴァニセック監督が手掛けた本作は、フランスで約27万人を動員するヒットとなり、第49回セザール賞において最優秀新人監督賞と最優秀視覚効果賞にノミネート、第35回シッチェス・ファンタスティック映画祭において審査員賞を受賞した。

 その衝撃について、ホラー小説の大家、スティーヴン・キングは「恐ろしく、気持ち悪く、よくできている」と絶賛。またヴァニセック監督は、『死霊のはらわた』スピンオフ作品の共同脚本兼監督のオファーをサム・ライミ監督から受けたことが報じられるなど、本作をきっかけにクリエイターとして大きな飛躍を果たした。

大量の毒グモに支配されたアパートで……(C)2023 MY BOX FILMS - TANDEM All Rights Reserved

 フランス郊外で生まれ育ったヴァニセック監督は、郊外に対する都市部の偏見や差別問題を本作に反映。外見で判断され忌み嫌われるクモと、出身地だけで判断される郊外出身者との間に類似点を見出し、本作の構想に取り掛かったという。カメラワークからキャラクタービジュアルに至るまで、多くのアイデアが監督自らの手で全てシナリオに書込まれ、低予算ながらも刺激的でエッジの効いた演出が光るパニックホラーが誕生した。

 ティザーポスタービジュアルも、ヴァニセック監督が手掛けた本国ビジュアルの世界観を踏襲したもので、そこには血まみれの人間と糸を垂らした毒グモの姿が。場面写真には、巨大な毒グモに恐れおののく女性の表情が写し出されており、まさに背筋がゾクゾクとするような恐怖を期待させる。(編集部・入倉功一)

映画『スパイダー/増殖』は11月1日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開

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